今回の講演はカウンセラーの古川先生
シンガーソングカウンセラーとしても有名で。京都のPTA関連ではよく講演をされている
私もなんどかお話を聞かせていただいている
以前お聞きしたことをブログの記事にしています
以前のブログ
お母さん目線の歌で、参加するお母さん方を滂沱の涙に誘うのがお得意だが、今回は歌はなし
ご自身の「総合支援学校」との関わりが前半、そして後半は「オープン・ダイアローグ」のお話だった
「統合失調症に効く薬はないが、この手法が効果があると近年話題になっています」
ということでした
(すいません、メモを取ってるわけではないので、表現に誤差があるかもしれません)
一聴していると、私もよく関わっているエンカウンターグループの様
「対象者が話しやすい環境をつくる」
「自らが自分を語る」
もちろん、いろんなプロセスがあるんだろうけど、今回お聞きした実践はこういう感じ
・問題を抱えた当事者数人とファシリテーターでグループワークを行う
・当事者の保護者が外側で(同じ部屋)それを聞いている
・一定時間話が進めば、保護者が席に座り当事者が周りに座る
・「今の話を聞いて語りたいことがありますか?」と促す
・一定時間をおいて、また当事者が中心になり、保護者は外側へ
・「保護者の話を聞いて語りたいことはありますか?」と促す
・一定時間をおいて、保護者が中心になり…
と何セットかで繰り返すそうです
当事者と保護者が直接話し合えないことを一旦俎上に出す
当然、同じ場にいるのだからオープンな場所で共有する
同じ場にいるけれど、別のセッションなので本人が「語りきる」まで口をはさむことはない
と、話を聞いて理解はできるのですが、私が関わってきた「安全に語れる場」としては、当事者は当事者、保護者は保護者と分けることで「相手に知られることがないからこそ」語れる場作りでした
もちろん、理想は誰がその場に居ようと安心して「素の自分でいられる」場
このあたりがどういう効果をもたらすのか、あるいは弊害をもたらすのか
もちろん心理支援に「正解」はないのですから(この手法の統計上”効果がある”と言われているだけでしょうし)
でも、新しい”可能性”を知ったのはうれしいことです
今から学んで実践…というところまではエネルギーがないですが(苦笑)
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