「いじめは絶対に許されない 市民フォーラム」として、「尾木ママ」をお迎えしての講演会とパネルディスカッション。
お手伝い役も兼ねて聞かせていただきました。
尾木ママの講演は「子どもの危機をどう見るか ~尾木ママ流!子どもとのふれあい方~」という演題で。
まずは、その話術・演出術に、さすが聴衆の心をつかむ術を心得られているなと。
中央に演台があるのですが、一度たりともその後ろに立たず、常に演台より前で観客に近づき、親しみやすく話されます。
話の中身としては、私がカウンセリングの学びで話題にしたり、親子コミュニケーションとして話題にすることに近いものを感じました。
「信頼」ということを軸に触れ合い方の話題が主題だったように思いますが、そこには「共感」「受容」という言葉がちりばめられています。
子どもが何か行動をしたときに「なんでそんなことするの」と応対しがちですが、そうではなく「どうしたの?」とたずねて、こどもにはなしをさせてそれを受容すること…こちらで決め付けることをせずに、思い込みを横において、子どもの視点で状況を話させることの大事さを説いてくださいました。
親子に限らず、夫婦や職場などの人間関係に通ずることとして、相手の話を”聞く”ことを通じて、思いを受容していくことはやはり大事なことだと思います。
後半は「いじめ」のことを軸にしたパネルディスカッションですが、いくつかの話の中で「いじめられる側の話は聞くが、いじめた側(その保護者)が相談に来るのは稀だ」ということ。
そこの話を聞くことで、解決につながるケースはあるだろうなと思います。
他にもいろいろお聞きしたのですが、ゆっくり振り返るには余裕がないので、とりあえずここまでで。
いつものことですが、きっちり録音や記録をしながら聞いているわけではないので、お話の中身はかなり私なりに偏りがありますので。
本当そうですよね。思い込みが、自分の感情を荒立て、相手からは「分かってくれてないんだ」とかんじらてしまう。でもそんなことに気づかずに暮らし、思い込み続けてますよね。
辞めるのは難しいけど、そこに気づき自重することはできそうです。
自分が出来ていないことを知り、直していくのはほんと難しいですよね。
さらにはそのことで自分を責めてしまう。
尾木さんも、そのへんは優しく(ユーモラスに)話してくださいましたが、「かんたんにはできないですよ」と。
なので、「みんなで練習しましょう、はい!どーしたの」という風に、思い出したときに取り組めるように教えてくださいます。
>辞めるのは難しいけど、そこに気づき自重することはできそうです。
ここをしっかりと受け止めることからですよね。