この研修会は、本来京都市中P連の行事なんで、小P連の私は本来部外者。
でも、市P連の常任理事会で内容をお聞きしたときに興味を持ち、よほどの予定がかさならなければ聴きに行きたいなと。
で、実現しました。
(K中P連会長、S親まなび委員長、快く受け入れてくださってありがとうございます)
で、なにに興味を持ったかというと講師の古川先生に。
カウンセラー・スーパーバイザーということなので、普段「聞く」をメインにされている方が「何をどのように」発信されるのだろうという興味。
また、「シンガーソング・カウンセラー」とはどういうことなのか。
私自身、「聞く」に勝ることはないと思いながら、こうしてブログでなんやかや発信したくなっているし、よくよく考えてみれば真宗カウンセリング研究会がらみ以外ではあまりカウンセラーという方と触れ合っていないし・・・
と、内容よりも興味先行なのが正直なところ。
で、いざお話を伺うと、話しなれている名調子で、引き込む術に長けておられるなと。
なので、そこは引き込まれるままにお話の中身を聞かせていただいた。
話題の軸は「孤独」とはどういうことか。
本来、コミュニケーションをとって関わりあうことが「人間」としての本質なのに、自分(自分の価値観)を守るために、どんどん孤立化していく。
それが「うつ」につながったり、中高年の自殺につながったり。
その底には経済主義があって、「自分は損をしたくない」という思いがますます孤立化を進める。
損得を越えて、周りに施していくと、結果つながりができて自分に還ってくる。
メモを取らずに印象に残るまま聴いていたので、かなり私の言葉になってると思います。
興味のある方は(私の言葉に惑わされずに)、直接先生のお話に触れてください。
途中、アドバイス的に話される部分があり、「しんどいこと、つらいことは、心に箱を作ってそこにしまって頑丈な鍵をかけてください」という話もあった。
その部分は、私としては「無理に仕舞いこまずに、しんどいときはしんどいまま、つらいときはつらいまま、起こってくる感情をそのまま経験することも大事だけどなぁ」という思いが出て来た。
でも、最後の歌で「どうぞ、そのままで」というメッセージを強く出されていたので、きっとそこに同じようなことがこめられているんだろうなと。
(ひとつの講演では少数派にスポット当てるよりは、多くの方に伝わる話のほうが大事ですしね)
傾聴、パーソン・センタード・アプローチに立つと、かなり聞き手の感情を喚起させる(誘導する)感じもあったので少し違和感もあったけれど、ゆっくり周りを見渡してみると、講演としてそういう流れによって、お母さん方の気持ちが緩和されていくのが感じられたので、そういう方向からも「そこにいる方を大事にする」ということが底辺に流れているとも感じられた。
私のアプローチとは違うけれど、これもアリだなということを教えてもらえた気もする。
このあたりは、ベーシックな傾聴を第一にしながらも「新しい傾聴」を模索していくヒントにもなりそうな気がする。
あぁ、今年もいろいろと刺激をもらっていけそうな予感
古川先生のHPもあります
http://tantant.net/kensyuu/top_ken.html
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