いただいたコメントに返事を書いていて思ったことがあります。
それは、私が大学通信教育のゼミにおいて、一緒に学んだ同期13名のうち、実に4名が大学院に進学したという事実についてです。
きっと、みんな、大学通信教育に入学を決意したときには、大学院への進学まで視野にいれてなかったのではないかしら?
それが、いつの間にか大学院に進学している。このモチベーションの変化はなんなのでしょうか?
本日、電車の中で読んだ本に、以下の文章がありました。
「インターネット上で無数の情報が公開されている今、もはや大学にとって最も重要なのは教材ではなく、教官と学生が向き合う教室で行われるやりとりの中身である」(「ハーバードで語られる世界戦略」より)
そう、私は、教室に集まって、学生同士が意見をぶつけ合う授業が好きになったのです。職業や、地位や、経済的格差なんか関係なく、無論、性別も、年齢も関係ない世界での討議。
勝ち負けは無いけれど、お互いの思想を共有できる時間。その時間こそが、一番の学習の成果ではないでしょうか。
そして、一部の方々は、その思いを強めるために、より高度な学習機関を追い求める。それが、大学院でということではないでしょうか。
生涯学習に貴賎なし。
大学院であろうと、大学であろうと、高校、いや、それが民間のカルチャーセンターだとしても、学習するモチベーションのある方々を私は尊重いたします。
しかし、あえて、困難が付きまとう、大学院というステージで学ばれる方々については、尊重に加えて「敬意」を持って接したいと思います。