送られてきた学位記とともに、「大学評価・学位授与機構から授与される学位を広く理解して頂くために」というパンフレットが2通同封されていた。
ちょっと、この場を借りてご紹介していきたい。
まず、表紙は「大学評価・学位授与機構で授与する学位は大学が授与する学位と同等のものです」と書かれている。
確かに同等である。
基本的に、学位を授与できるのは日本では「大学」もしくは「大学評価・学位授与機構」しかないから。
ただ、日本の歴史的傾向として、学歴は「大卒」というより、どこの学校を卒業したかという「学校歴」のほうが尊重される向きがある。そういう考え方からすると、学位的には同等でも、一般社会では同等に評価されない。されど、それは、東大卒と、その他大学卒を、同じ学位だから同等と見ない人もいる現実と一緒である。
しかし、根本的には学位として同じなので、大学院入学のための基礎資格等、使いようによってはその人の人生を大きく変えることのできるツールである。たかが学位、されど学位。ようは、取得者のセンスと前向きな考え方次第で、いくらでも有効範囲は広がっていく。なんせ、基本的には大卒と同様なのだから。