中央線で通勤し始めて、もう1000日は過ぎただろうか?
混みあっているイメージの中央線であるが、意外と座ることができる。とはいえ、以前も記事にしたとおり、座席に座っても、それは、「刹那の座席のお預かり」であり、真に座席を必要としている方にお譲りするために、座らせていただいている。
不思議なもので、体調が悪いときには、国分寺まで座らせていただけるのだが、健康なときは、すぐに席を譲るべき方々が、私の傍に引き寄せられる(笑)。杖を突いた方、お年寄りの方、目の見えない方、骨折した方・・・そして最近多いのが妊婦さんである。
座る前に譲ることもあるのだが、目の前の座席が空いて、荷物を網棚から降ろして、着席して、一息ついて・・・10秒もしないうちに、譲るべき方が私の近くに流れてくる。
「座られますか?」
最近は断られることも少なくなった。私自身が成長したのだろうか・・・それとも、弥陀のおもんぱかりで、譲られることを受容していただける方だけが、私の傍にきてくださるのだろうか。
そして、私が下車する際に「ありがとうございました」と、声をかけてくださる方も、なんだか多くなったような気がする。お礼を求めるつもりはないのだが、その一言をいただくと、なんだか、本当に、うれしくなってしまう。