写楽湯遊

キャンピングカーで名所旧跡を訪ね、温泉に浸り、たまに山歩き、写真撮影、釣りなどを楽しんでいる夫婦です。

2022年春の車旅・39日目(熊野・板屋九兵衛の里から渥美半島へ)

2022年05月23日 | 車旅紀行

昨夜は丸山千枚田の棚田を離れてから「道の駅・熊野 板屋九兵衛の里」でP泊。

新しく綺麗で小さな道の駅に、P泊したのは私達を含めて2台で淋しい位だった。

朝一番にそばを流れる川の堤を散歩すると、そこはワラビ畑になっていた。

200mほどに渡ってワラビを栽培しているかのように茂っていた。

葉が伸び若芽は殆ど無かったが、幾らかのワラビを採る事が出来た。

直ぐに湯がいて灰汁抜きを行った。

夜の食卓に登ったのは言うまでもない。

道の駅に立ち寄り周辺を散策しながら、のんびりと鳥羽に向かって移動。

ここでは道の駅に隣接している「花の窟神社」にお参りした。

日本書紀にも日本最古の神社と記され、古来から神々が眠る聖地として今に続いているそうです。

国道42号線を走っていると、突然視野に飛び込んで来たのが獅子岩だった。

自然の造形で良くここ迄造り込んだものだと感心した。

名古屋の混雑を避け、ショートカットして愛知の渥美半島に渡る事にした。

鳥羽港に到達、鳥羽と愛知県の伊良湖を結ぶ伊勢湾フェリーの最終便に間に合った。

先ずは乗船待ちの列に並んだ。

渥美半島・伊良湖行きに乗った。

定刻に出航し、風も無く波も穏やかで快適な船旅になった。

客室はガラガラで、ゆったりと55分間の船旅を楽しんだ。

伊良湖に到着したのは夕方で、そのまま塒に向けて移動。

自宅に向けて移動スピードが上がってきました。


2022年春の車旅・38日目(那智の滝・丸山千枚田・車のトラブル)

2022年05月22日 | 車旅紀行

今日は以前南紀に来た時、行きそびれていた那智の滝と丸山千枚田を回った。

先ずは那智の滝へ。

駐車場に車を入れたら係の人から、最初に熊野那智大社にお参りし、次に西国三十三所の一番札所にお参りしてから那智の滝を回るよう案内された。

熊野那智大社は463段の石段を登った先にある。

大社入り口の案内板に従って角を曲がるといきなりこの石段が迎えてくれた。

何とか鳥居迄たどり着いたがその先にも石段が、嗚呼!!

お参りする前に手水屋で身を清めるがコロナ対策で柄杓は無く、竹筒から水が流れ出るようになっている。

これなら安心して清める事が出来る。

本殿前、日曜日にも拘わらず閑散としている。

この様な出で立ちで写真を撮る人もいた。

衣装はレンタルされたそうです。

(了解を得て撮らせてもらいました。)

次にお参りしたのは西国33番所の一番札所である「那智山 青岸渡寺」にお参りした。

此処からも遠目に那智の滝が望め、期待が膨らむ。

登ってきた石段を下り那智の滝に向かった。

滝を間近に見るには150段ほど石段を下る必要が有る。

漸く下り終えると日本一の落差がある雄大な那智の滝が現れた。

飛び散る飛沫にも何か神々しさを感じる。

下ってきた石段を登るのが最後の仕事である。

次に向かったのは丸山千枚田である。

すれ違いが出来ないような狭い道を暫く走る。

いきなり棚田が現れた。

能登の千枚田よりも多いのでは!?

日が傾き太陽が沈むころにはカメラマンが並ぶ。

夕焼けを期待したが焼けることなく太陽は沈んだ。

何事も無く一日が終わったように見えるが、実はトラブルが有った。

丸山千枚田に向かってた時、バン!!と大きな音がしたとたんにエンジン音の響きが変わり大きくなった。

慌てて停車するがエンジン音は大きいまま続いた。

マフラーが壊れたのではとチェックしたが異常は無い様だった。

来た道を引き返し地元のトヨタディーラーに向かったが、アクセルを踏んでもトルクが上がらない。

平らなところだとゆっくりとスピードは上がるが、本来の走りではない。

エンジン関係のトラブルではと、覚悟してトヨタに持ち込んだ。

到着し車を引き渡してから20分程すると、整備士から車に来るよう促された。

助手席の座席が持ち上げられていてエンジンルームが見える状態だった。

原因はこれでしたと、吸気ホースを指差した。

ホースが外れ加圧した空気がエンジンに供給されないので、トルクが上がらなくなっていたそうだ。

ホースを差し込みバンドで止めたので、もう大丈夫です!!

そして、修理ではありませんので料金は要りませんと神対応!

感謝するばかりでした。

妻がひと言「旅先でのトラブルはこれで6度目だね!」

でも、今回のトラブルが一番軽微だった。

そんな事から丸山千枚田に再度向かったのでした。

色々と充実した!?一日でした。

 


2022年春の車旅・37日目(熊野古道)

2022年05月21日 | 車旅紀行

今日は世界遺産の熊野古道を歩きたいと思っていた。

ところが明け方にかけて小雨が降り始め心配したが、夜明けと共に止み一安心。

熊野古道は熊野三山を目指した巡礼者が歩いた5本の道をさすが、全長は600kmと長い。

今日はそのほんの一部を歩いた。

「道の駅・熊野古道中辺路」から道路を挟んだ先が

熊野古道・中辺路の入り口だった。

石畳が敷かれ整備された道も有るが、今日歩いた古道はそうではなかった。

杉林の間を縫うように設けられた細い道だった。

上りは階段状に整備されており、ゆっくりと歩めば腰痛が治ったばかりの妻も大丈夫だった。

古道には案内の標識が要所要所に設置されているので安心して歩ける。

古道脇には句碑などが設置されており、詠んだ人の気持ちと風景を重ねて味わうのも良い!

昔の人が旅する時の目印にしていた一里塚跡もある。

この様な石像もある。

牛と馬にまたがる僧服の石像で牛馬童子像と呼ばれ、田辺市の指定史跡になっている。

雨上がりで霞んだ杉林を背景にこの様な塔も

ほんの少し歩いただけだったが、清々しい気持ちになった。

次に熊野本宮大社を訪ねた。

「熊野大権現」の旗が入り口から階段の上まで隙間なく立てられ圧倒している。

撮影できるのはここまでで、檜皮葺の本殿などは撮影禁止でした。

今日の熊野詣はここ迄として、塒に移動。

 

 

 

 


2022年春の車旅・36日目(高野山・満願)

2022年05月20日 | 車旅紀行

昨夜P泊した山陽道の三木SAを出発、高野山を目指して走行。

阪和自動車道の岸和田和泉ICで降りて、くねくねと曲がった道をひたすら走り高野山奥の院に到達。

先ずは本堂にお参りし四国八十八ヶ所巡りが終わり結願した事を報告。

そして納経所で記帳してもらい満願となった。

物事を一つ達成した満足感が広がった。

その後、広大な境内を探索した。

大杉が高くそびえる中、墓碑が静かに眠っていた。

参道の周りには20万基を超える墓碑や慰霊碑が並び、歴史上の有名人の墓碑が時を刻んでいた。

偶々見つけた一部ですが、以下に写真で紹介します。

 

企業や業界団体などが建立した慰霊碑も多数ありました。

其々がデザインを競っているようで、見ているだけで楽しめます。

これはシロアリ対策協会が建立したシロアリの供養塔です。

駆除したシロアリの供養なんて考えられなかったが・・・!!

増毛などで良く知られているアデランス

デザインが面白い!

これは日産自動車の慰霊碑です。

 

落書塚と書かれた花菱アチャコの句碑

落書きを楽しむ場所になっていました。

阪神淡路大震災と東日本大震災の慰霊塔を二つ、個人が建立して祀っていました。

驚くと共に頭が下がる思いでした。

 

先人達が営々と繋いできた墓碑や慰霊碑には、英霊が宿っている様に思えて来た。

四国八十八ヶ所巡りの締めくくりで訪れたが、来てよかったと感じている。

なお、奥の院は撮影禁止でしたので撮る事が出来ませんでした。

 


2022年春の車旅・35日目(瀬戸内市から兵庫県へ)

2022年05月19日 | 車旅紀行

昨日P泊した「道の駅・黒井山グリーンパーク」では、別棟の直売所の殆どがコロナの影響で閉店していた。

その為、欲しかったものが買えなかった。

国道が傍を走っており夜中もうるさく、P泊には向いていなかった。

朝食後一休みしてから日生(ひなせ)に向かって発った。

日生は牡蠣の養殖が盛んで、橋からも海に浮かぶ牡蠣の筏が見えた。

以前ここで食べたカキオコ(牡蠣のお好み焼き)が美味しかったことから立ち寄った。

朝食後あまり時間が経っていなかったので、1個を妻と二人でシェアした。

一口頬張ると牡蠣の香りが口中に広がり、このお好み焼きの主役は間違いなく牡蠣だった。

先日のひろしま焼に続いて日生のカキオコとB級グルメを堪能しています。

食べるのに夢中で写真は撮り忘れました。(笑)

鮮魚などの直売所「五味の市」はコロナの影響でしょうか、ここでも閑散としていました。

一部のお店が営業していましたが客は我々だけだった。

次に向かったのは「道の駅・あいおい白龍城」

何度かP泊しており、勝手は良く知っている。

今回は温泉に入るのが目的で、長居はしなかった。

この近くで何回か楽しんだ釣り場を覗くと釣り人は居るが、やはり釣れていなかった。

明日は高野山の奥の院のお大師様に、八十八ヶ所巡礼を無事終えたことを報告する予定でいる。

その為、通過する神戸や大阪の渋滞を避け高速道で移動する事にした。

今夜は高速道で少し走った先のSAでP泊する事にした。

 

 


.風景写真

四季の風景写真