P泊したところから数キロ先の佐久成田山薬師寺に「ぴんころ地蔵」が有ると聞き及び、今朝一番に訪れた。
お寺の駐車場に車を止め、案内表示に従って歩く。
ぴんころ地蔵は、この少し先の山門前に建立されていた。
毎月第二土曜日には山門市が開かれ10数店お店が並び、旬の野菜や総菜、出来立ての饅頭、生活雑貨などが並べられ賑わうそうだ。
今日は市が開かれていないので、飾り付けられた鯉のぼりは泳いでいたが閑散としていた。
山門前の左端に見えるのがぴんころ地蔵である。
その脇には何故か手押しポンプで水か汲めるようになっている。
ピンころ地蔵の由来とお参り方法が掲示されていた。
健康で長生きし(ぴんぴん)、そして楽に大往生(ころ)を願う長寿地蔵尊として「ぴんころ地蔵」が建立されたそうだ。
お参りの仕方まで丁寧に記されている。
「手を合わせ頭を下げ、顔を合わせて頭を撫でる」
妻と二人でぴんころを願って、しっかりと頭を撫でてきました。
妻も間もなく後期高齢者の仲間入りする。
誰しも「ぴんころ」を願って止まないと思いつつ、ちょっぴり切ない思いもした。
地蔵尊の周りを掃除していた方から、この手押しポンプで汲める水は八ヶ岳山麓の地下水で美味しいと教わり、ペットボトルに頂いた。
お参りを終え自宅に向けて、何時もの様に道の駅で休憩を取り、朝採り野菜など買い求めながら走った。
今朝採ったばかりで、太くて長いワラビをゲットできたのは幸運だった。
今回の旅で見た物のは細くて鮮度が悪い物ばかりで、この様なワラビは珍しい。
ワラビ以外にも色々と物色。
車旅最後の日は、鮮度がいい野菜類を買うのが定番になっている。
そして夕方、無事帰宅。
新しい所を訪れたのは数えるほどで、以前訪ねた事が有るところがほとんどで思い出を巡る旅になった。