棚田の朝は静かに明けた。
今朝の棚田は昨夜とは違った顔を見せていた。
水を張り田植えが進んでいるのは一部だった。
水が張られた左側の水田は耕作放棄で、見るも無残な荒れ地になっていた。
右側も同様で、半分以上が原野になっていた。
各地に残されている棚田は、悲しい事だが同じような状態になっているのが現実です。
起床後早々に向かったのは、昨日行かれなかった元乃隅神社。
早朝だったので参拝者は殆ど居なく、赤い鳥居が静かに迎えてくれた。
これは海側からの眺めです。
これは反対の山側からの鳥居で、曲がりくねった鳥居の姿が印象に残る。
次に立ち寄った「道の駅・センザキッチン」では岩ガキの蒸し焼きが販売されていた。
その大きさと匂いに引き寄せられ飛びついた。
美味しさはほどほどだったが、満足感は有った。
直ぐ近くに「金子みすゞ館」があり覗こうと思ったが、前に訪れた事が有るのでスルーした。
ここは行った事がない方にはお勧めしたいところです。
次に立ち寄った「道の駅・萩往還」では松陰記念館を拝観した。
吉田松陰と塾生たちとの学び舎の再現と、そのやりとりが音声で流されている。
松陰が塾生に身近な事がらと結び付けた分かり易い説明は参考になる。
気が付くと後まで聞いていた。
身分を問わず分け隔てなく、人格を高め社会に役立つ人材育成を行った松陰の考え方に共感した。
最後は「道の駅・ソレーネ周南」
ここは大きく開放的な屋根のアーチが特徴になっている。
その下には野菜や花の苗が販売されている。
その空間の向こう側にはテーブルと椅子が置かれ、集う事が出来るようになっている。
立ち寄りゆっくりできる作りになっている。
ところで、ある岸壁で釣り人を見たが、そのすぐ後ろにイカ墨の跡が広がっていた。
コウイカが釣れていたようだがシーズンは終わり、釣れるのは桜の花が咲いている頃から4月末までだと聞いた。
そのシーズン中は全体がイカ墨で真黒くなってしまうと言う。
機会が有れば挑戦したい釣り場です。
北上するスピードが段々と速くなってきている。