マンション管理士日記

地域を守る:マンションと地域の融合

きっかけ ③

2007年09月25日 | PTA

重労働から身を守るために 『父の会』 設立を画策した私は、早速に保護者父親向けの 「呼び掛けの手紙」 を作成したのでした。

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ここで、様々な問題というか軋轢が生まれます。 先ず、PTA理事会の拒否反応。 はっきり、「反対」 とは言われませんが、「父親が集まって、何をするの?」 とか 「中途半端に参加されても困る」 あるいは 「どうせ飲む目的だろう」 などなど。

まぁ、最後の指摘については、「その通り」 としか言いようがありませんでした。 「それが楽しみで参加するのですよ」 と。

次に、学校との話。 当時の校長はAさん。 若手の校長で、進取の気性を持たれた方でしたが、「渡邊さん、本当は何をしたいんね?」 とまで問われました。 さすがに、本音は言えなくて、「PTAは女性社会で、父親の参加は少ない。 今の小学校現場に必要なのは父親の存在。 父親が顔を出すこと、そして子どもの為に一所懸命に働く姿を見せることが大切。」 そう話して、最終的には許可を得ました。

その頃、幼稚園の 『父の会』 で一緒だったYさんの家で飲む機会があり、この話をしたところ、Mさんも同じように 『父の会』 を立ち上げようとしていたのです!

全くの偶然でした。 互いに驚きながらも、刺激を受け合ったのです。

各家庭に呼びかけの手紙を配付したところ、十名近い参加申し込みが集まりました。 ところが。 頼りにしていた、幼稚園 『父の会』 OBからの申込みが皆無なのです。

電話をして聞いてみると、「いやぁ、発起人にあなたの名前があったから、申し込まなくてもメンバーに入れさせられるに違いないと思っていたから」 という返答です。 私も、これには苦笑い。

ともかく、20名強の人数で、小学校 『父の会』 はスタートしました。

先ずは、顔合わせ。 考える間も与えずに、懇親会から 『サマーフェスタ』 そして打ち上げ。 これが私の作戦でした。 そして、その通りに進んだのです。 PTAの母親も、父親パワーにびっくり。 生徒たちも、祭りの面白さが倍増したと喜んだのです。 パワーは後片付けにも発揮されて、会場を提供する小学校も 「終わった後の方が綺麗になっていた」 と驚いたのでした。

肝心の父親は? 一番喜んでいましたね。 子ども達との触れ合いが楽しかったから。 小学校に来るには、きっかけが必要だったのですね。

以来、十余年。 今でも 『父の会』 は存続しています。 同窓会に出席した家内は、「今、父の会というのに参加している」 と話す同窓生に、「あ、それは旦那が立ち上げたのよ」 と応えて驚かれたと言ってました。

私の呼び掛け文書は 「PTAのサポートはしますが、PTAではありません」 と明記しました。 それが故に参加の敷居が低いのです。 一時期は、「父親委員会にしましょう」 というPTAからの要請もあったのですが、「少なくとも、私の在籍中は止めて」 と御願いしてました。 呼び掛けが嘘になってしまいますからね。

その後は、父の会からPTAに誘われる人も多くて、PTA予備軍のようになったとも聞きますが、あくまでもサポート部隊というのが私の気持ちです。

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