子どもの思い出を。
人気blogランキングへ ← クリックを御願いします!
あれは、長男が小学生の4年生ころ。 普段は一緒に暴れてばかりの、年子の次男と 何かヒソヒソ話をしていました。 珍しいね。
と、二人で やって来て 「お父さん、高校って 絶対に行かな いけんと?」 と尋ねます。 珍しかねぇ。 こげな質問ば するっちゃぁ。
こういうことは、冗談でかえしたら いかんバイ。 そう考え、「絶対や無かバッテン、行った方が良かよ。 高校や無いと学べん事が いっぱいあるバイ」 などと答えました。
すると。 戻って、また二人でヒソヒソ話しています。 なんか うなずき合いながら。
そして、再度二人でやって来ました。 今度は心持ち気合いを込めて。 「そんなら、高校には行くけん、中学校は行かんでもよか?」
しばし 唖然。 「いや」
「中学校はね、義務教育言うてね、これは絶対に行かないけんとバイ。 あんたたちを中学校に行かせるんは お父さんの義務やから、中学校に行かんかったら、お父さんが怒られるとバイ」
こう答えますと、二人で ガク~ッ として 去っていきました。 漫画ででも見るように、人間が落胆すると こうなるんや、という感じで。
『折角、画期的なことを思いついたのに、何でダメなんやろう…』 二人の背中が そう語っていて、私は ただただ笑い続けておりました。
そやけどなぁ。 こんだけ勉強が嫌いなら(学校と給食は好きらしいけど)、無理して勉強させても しゃぁないなぁ。 勉強以外で頑張ったらええやんか。 ねぇ。 私は、そう独りごちていたのです。
月日は流れ。 あんだけ高校をイヤがった二人は 同じ高校に進み、野球に明け暮れておりました。 相変わらず 勉強は苦手でしたが、人間 取り柄はあるものです。
それは、頑強な身体でした。 高校の3年間、無欠席・遅刻・早退を続けて、二人揃って 『皆勤賞』 を もらったのでした。 勉強がイヤでも、学校には行くぞ、という姿勢には私も大いに見習ったものでした(ウソっぽい感想やけどね)。
いま。 高校2年生になった次男も野球漬けの毎日です。 彼の目標は、兄貴たちを見習って 『皆勤賞』 です。 ついでに、勉強嫌いも見習っておりますが。
脈絡も無く思い出した、子どもたちの小学生時代の話でした。
ブログ ランキングに参加中です