「鎌倉近代美術館・閉館」
の
ほう(報)をききつけて、
かまくらに向かった
うちのチット
「混んでるから、連れて行けない。」を 理由に、クリンではなく
ミニクリンを 同伴しました。。
カマキンは、「鶴岡八幡宮」のけい(境)内に たっているので、
かまくら駅から、ふつうに つるがおかはちまん宮に向かえば、
なんなく・つきます
かまくらは、今、改しゅう(修)ラッシュ
なのか、
だんかずら(段葛)も、
大仏さまも 工事のおおいがかけられて、
かん(観)光には、あるいみ(意味)・向いてない。
でも、平日というのに 予想外の人出で
、
カマキンのさいご(最後)を見とどけようという 人々も、
かなり・おおぜい、チケット売り場に ならんでいました
(中は、通常の都内美術館くらいの混雑です。
(特別公開の学芸室は、整理券での入場規制あり
) byミニクリンリポート
さて、
カマキンの 所ぞう(蔵)品は、実にシブいです。
主に、大正~昭和の日本人洋画家の油絵が ほとんど
なにしろ、「収蔵品第一号」が、アンドレ=ミノー
という、
未知のフランス人の
油絵であることからも、
おして・知るべし
今回は、カマキンの いっぱん(一般)公開がおわるのに
ともない、
かなりの
収ぞう(蔵)作品を
出していますが、
岸田りゅうせい(劉生)や、松本しゅん(竣)介、安井そう(曾)太郎、
梅原りゅう(龍)三郎、
よろず(萬)鉄五郎、
佐伯祐三
くらいしか、
絵を見て
すぐにわかる画家はいません
あとは、若手の、今はそれほど知られていない画家の絵が
多いです。
それを見るかぎり、
そもそもの
カマキンのしゅし(趣旨)は
びじゅつ(美術)をほご(保護)することと
、画家をしえん(支援)すること
だったんだろうな。
って
気づきました
昭和30年代とかに描かれた 暗い絵を、これだけ買いあつめたのには、
暗い時代に 死んでいった
絵描きのたましいを
すくう・いと(意図)を
かんじるし、
「第一回企画展」が、「セザンヌ・ルノワール展」だったのにも、
はいせん(敗戦)・6年目にして
ボロボロの日本人に、
「美しいものを見ようよ」
っていう
カマキンの
あつい・呼びかけが
きこえます
・・・・・・・・
そして、
せん(戦)後の
知的かいきゅう(階級)が
支えた、
カマキンのこころざし(志)。。
そんな、時代のかけらを 見つけることができた、
今回の
ほうもん(訪問)でした
とはいえ、
今回 来場者たちの
いちばんの目的は、
一時、「取り壊し」と決められた、この美じゅつかん(術館)そのもの。
どこが、老朽化しているのか・わからない、
キレイで
モダンな
石造りけんちく(建築)です
源平池に面して ひらかれた
中庭は、
天井に 水面がはんしゃ(反射)して、ねらったとおりの
美しさでした
(※取り壊しは、ファンや建築学会からの反対で、やめることになったそうです。あ~よかった~。
ちなみに、建築家の坂倉準三が作った、「館長室の執務机と椅子」っていうのが展示されていたのですが、
それが、かわいかったです) byミニクリン・リポート
(つづく)