Chemin♪お菓子の小径(シュマン♪おかしのこみち)

スウイーツ&ティー・ラボ 少人数のお菓子レッスン、さまざまなお茶、ティータイムの楽しみ方、シュガークラフト

新作Styl'パウンド☆キャラメルナッツ&マーブル

2010年11月22日 | 焼き菓子

秋が深まるにつれ、焼き菓子、パウンドケーキなどがおいしく感じますね。

今年もう二種類新作のパウンドケーキを作りました。

Styl'パウンド☆キャラメルナッツ

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オーダーは「ナッツがぎっしりで、秋を感じるようなパウンドケーキ」

ナッツがぎっしり・・・使ったナッツは、アーモンド・カシューナッツ・ピスタチオ・くるみ・マカダミアナッツ。

約5cm×27cmのパウンドケーキのどこを切っても必ず複数のナッツに出会えます♪

秋を感じるような・・・は、こんがり焦がしたキャラメルを混ぜて秋色と香りを表現しました。

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ねっ!どこを食べても口の中でコリっとナッツが踊ります。

ただし・・・パウンドケーキの中では、ナッツの美味しさを味わうために、できたてを早めに食べて欲しい一品です。

ちょっと香りが強めの紅茶、アッサムのセカンドフラッシュのミルクティーなどとよく合います。

ちょうど今頃摘まれるダージリンのオータムナルが手に入る時期になればそれとの相性もいいかも♪

Styl'パウンド☆マーブル

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白と黒、二色の生地を一つの型に入れて焼き上げるマーブルケーキ。

一見地味なパウンドケーキですが、切り分けた瞬間、その表情をガラリっ!と変えてしまいます。

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偶然が生み出す美しい模様。

一般的なマーブルケーキは白い基本の生地にココアなどを混ぜて作ります。

が、Chemin♪のマーブルケーキは白い生地と黒い生地は全くレシピが違います。

アーモンドプードルたっぷりのココア生地、焼きたてはサクっとした食感が残ります。

色だけでなく、味も食感も香りも違う二つの生地が一つになったマーブルケーキ。

こちらはコーヒーにも紅茶にもあうパウンドケーキになりました。

紅茶を選ぶとしたら・・・キャラメル風味のフレーバーティーをストレートで♪というのはいかがでしょう?

ご希望に添えるように・・・と願いながらお菓子を作る時間は至福の時間♪

リクエスト&オーダーをくださった広島のMさまと職場のみなさま、ありがとうございました。

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晩秋ですが・・・サクラサク

2010年11月21日 | 日記・エッセイ・コラム

本日は私事です。(このブログはお菓子などのご紹介のほかに自分自身の日記や覚書もかねているのでご了承ください。)

2008年の秋に撮った写真。

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このメガネの持ち主、高校3年生の次男「岳」に待望のサクラが咲きました。

三者面談で、大学進学なんて箸にも棒にも・・・イヤハヤ・・・という状況だった1年前。

「絶対行く」と宣言して、「じゃぁやるべきことをやってガンバレ!」と背中を押していただいた日。

あの日の決意が全てだったのかも、ねぇ・・・と今では思う。

「自分は不器用だし、余裕もないから第一志望の大学以外は受験しない」

あの宣言には実はびっくりしなかったよ。(先生方は心配なさったと思うけど)

最終回小さなミスも許されない状況で、ランナーを確実に溜めてサヨナラ逆転満塁ホームランをかっ飛ばしたくらい、「岳」はがんばったと正直思う。

本当におめでとう!

先生方をはじめたくさんの人の協力と応援があったことに感謝したいね。

ありがとうございました。

合格発表の日、「郵送だから」とただひたすら郵便の配達を待ち、配達は翌日だとわかってからさらに待ち続けたこの二日間。

大学へ行けばちゃんと合否が掲示されていた・・・そうです。(合格を喜びながらちょっとあきれていた進路指導の先生情報)

胃に悪い二日間だったわぁ。

ほんと、天然の「岳」らしいオチをつけてくれました。

「岳」へ♪

あのね、君が通うキャンパス、おいしいパン屋さん近くにあるねん。

神戸でも有数のおっされ~な町だからね。ケーキ屋さんもあるし。

入学したら、たまには買ってきてね!

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キャラメル風味のチョコレートケーキとダクワーズ☆理子さんのバースデープレゼント

2010年11月17日 | チョコレート

今日のバースデーケーキの主役は高校3年生、18歳になられた理子さんです。

理子さんはおいしい~サツマイモを届けてくださった福山のYumiさんのお嬢様。

チョコレートとダクワーズが大好き♪ということで、両方をオーダーいただきました。

キャラメル風味のチョコレートケーキ☆理子さんのバースデーケーキ

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ケーキのスポンジはアーモンドパウダーとココアの香り豊かなジェノワーズ・ショコラ・アマド。

焼きあがったジェノワーズを二枚に切って真ん中とケーキ全体にキャラメルクリームを塗りました。

仕上げはトロ~リ、チョコレートガナッシュ。

ホワイトチョコのガナッシュで模様を描きました。

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18歳のバースデー。

理子さんおめでとうございます♪

将来の夢に胸を膨らませ、沢山の可能性と一緒に不安や迷いもその腕に抱えておられるかもしれません。

これから美しい若葉が一枚、また一枚と萌えだして、枝を広げ根を張って。

そしてきっと理子さん色のきれいな花を咲かせられますことをお祈りしています。

さぁ、そして理子さんのリクエストのダクワーズ・・・ですが。

ダクワーズ☆ちょっぴり大人のカフェクリーム

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ダクワーズはメレンゲにアーモンドを挽いた粉(アーモンドプードル)を混ぜて焼いたメレンゲ菓子ですが、もともとは大きなケーキ(アントルメ)の土台として使われました。

名前の由来はフランスのダスクという地方の名前です。

そんなダクワーズが一人の日本人パティシェによって、小さな小判型の二枚の生地にクリームをはさんだ有名な今の姿になりました。

ずっと以前に(10年以上前だ・・・)読んだ製菓の本でそのパティシェが今のダクワーズの形のアイデアは日本の伝統菓子「最中」だとおっしゃっていたような記憶が・・・。

さて、Chemin♪のダクワーズは生地が薄め。

ボリュームのあるダクワーズは一度に半分で十分・・・というのは残念。

なのでちょっぴり薄めに仕上げてパクっとひとつ丸ごと食べて、まだ後を引くような・・・

そんなダクワーズがChemin♪の愛するダクワーズ。

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はさむクリームは甘さを抑えに抑えたカフェクリーム。

バターにコーヒー風味のカラメルで風味をつけました。

甘いものが苦手な男性でも多分食べられると思います♪

これは習った時からのレシピで、ダクワーズはこれが普通・・・大好き!と思っていました。

でも、そういえばダクワーズ、最近見るのはヘーゼルナッツなどのプラリネクリームですよね。

それに・・・理子さん、高校生だった・・・。

しまったぁ~~~!コーヒー苦手かも。

作った後で気づくとは・・・毎度毎度、思いつきでお菓子作ってる私らしい後の祭り。

でも、Yumiさんからメールが・・・。

やはり理子さんはコーヒー苦手だそうですが、2個ペロリと召し上がってくださったそうです。

\( ⌒▽⌒ )/ ああぁぁ~~~結果オーライ・・・。

Yumiさん、理子さん、オーダーありがとうございました♪

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グレッグ・アーウィンさんのクリスマスディナーショーのお知らせ

2010年11月15日 | Chemin♪お気に入り

あっという間に11月も半ば。

今日はとても素敵なクリスマスのディナーショーのお知らせです。

私は2年前に神戸外人倶楽部のディナーショーで初めて聞いて一度に大ファンとなったんですよ。首を長くしてお待ちしておりました!

Christmas Dream in Kobe クリスマスソングと日本の名曲を美しい英語で・・・

2010年12月2日(木) 18:30開場 

会場 神戸メリケンパークオリエンタルホテル4階 「瑞天西」

入場料 15000円

日本の童謡・唱歌を自らの視点で100曲以上も英訳し各地でコンサート等でご活躍のグレッグ・アーウィンさんがクリスマスソングと日本の名曲をすばらしい歌声で聞かせてくれます。

また伴奏はグレッグさんとは毎回息ぴったりのすばらしい演奏のディビット・チェスターさんです。チェスターさんはロサンゼルス、ニューヨークで活躍するピアニスト、ヴォーカリスト、作曲家、編曲家です。

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お2人ともに日本の音楽を文化を心から愛しておられる・・・というのは2年前、神戸外人倶楽部でのクリスマスディナーショーで心から感じました。

日本の童謡と日本語がこんなに美しいものか・・・とあらためて感動するほど。

そんな英訳と歌声なんですよ。グレッグ・アーウィンさんの歌。

日本語と英語の違いや文化の違いから英語訳の際の工夫やご苦労などを軽快な楽しい話術でも楽しませてくれます(最高に流暢な日本語で・・・!)

テレビ・ラジオ・司会などで活躍されていますが、アーウィンさんのお声はみなさん知らずにCMでずいぶん聞いておられます!

ああ~あのCMも?え?あれも?そういえば・・・!という風にね♪

詳しくは公式HPそどうぞ→http://www.gregirwin.com/

ブログはこちら→http://ameblo.jp/gregirwin-blog/ (私、ひそかにこのブログで英語の勉強をし直してる(笑))

そしてチェスターさんのピアノがまたすばらしいです。もはや伴奏というより歌と一体となった楽曲のようです。

ぜひこの機会に素敵な素敵なお2人のショーをお見逃しなく!

お問い合わせはコチラです。

エコビジョン㈱  Tel 03-3359-3277

Mobile 090-6669-6835(中塚)

E-Mail buane009@hi-net.zaq.ne.jp

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和栗のモンブラン☆2010

2010年11月09日 | デコレーション・アニバーサリーケーキ

今年もモンブランを作ることができました。

毎年楽しみにしてくださっているみなさまありがとうございます!

Chemin♪のモンブランは全て国産の栗「和栗」を使って作っています。

ほっくりとした甘さと独特の味わいは和栗ならでは。

栗を洗って蒸し器でじっくりと蒸し上げ、中の実だけを取り出します。

取り出した実を牛乳とバニラで炊いてゆっくりしっかりと練り上げます。

それをさらにフードプロセッサーにかけてつぶした後に丁寧に裏ごします。

ミルクの甘さとバニラの香りをふくんだ栗の実は、とってもなめらかだけれど適度な固さを保っています。

そして・・・まさに栗色、ウォルナッツカラーのモンブランクリームになります。

和栗のモンブラン☆2010

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「モンブラン」の名前の由来はヨーロッパの屋根アルプスの有名な山の名前です。

真っ白な万年雪を頂く美しい山。

万年雪に見立てた粉糖を降りかけました。

チョコレートコポーも散らして♪

そのわけはモンブランの土台にチョコレートスポンジを使っているからです。

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そのチョコレートスポンジの名前は「ザッハマッセ」。

オーストリアの銘菓「ザッハトルテ」に使われるチョコレートスポンジです。

ココアは使わずチョコレートのみで焼かれるほろ苦いザッハマッセ。

生クリームやモンブランクリームをおいしく支えてくれます。

甘さを控えた生クリームをたっぷりと絞って栗の渋皮煮をのせたら

モンブランクリームをこんもりと山のように絞ります。

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この作業は繊細だけれど結構力がいる作業です。

難なく絞れる固さだとちょっとゆるいような気がするので。。。

息を止めて、ゆっくり慎重に、なるべく途切れることがないように・・・

今年もモンブランが作れた・・・♪

冬を迎える前の大切な行事を無事に成し遂げた気分♪

ricoさん、オーダーありがとうございました。

モンブラン用の栗の下準備は今年も4キロ済ませました。

みなさまよりのオーダー、お待ちしています♪

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秋のStyl’パウンド・洋梨&Styl’パウンド・マロン

2010年11月08日 | 焼き菓子

あわてて更新しようとしたら、「エラー」になって全部消えてしまったなんて・・・

あせっちゃダメですねぇ!

では気を取り直して・・・♪

今年の秋は新しい3種類のStyl’パウンドケーキが誕生しました。

11月3日の「Styl’パウンド・スウィートポテト☆安納芋のオレンジ煮入り」に引き続き、秋のStyl’パウンドケーキを二種類ご紹介します。

Styl’パウンド・洋梨

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マーケットで生の洋梨が手に入る季節、秋♪

とてもおいしそうなラ・フランスを見つけたのでパウンドケーキにしてみました。

アーモンドプードルを配合した香りのよい生地の上にさらにクレーム・ダ・マンド(アーモンドクリーム)をたっぷりと絞って焼きました。

とてもリッチでジューシィなパウンドケーキです。

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バターでソテーして洋梨のリキュールでフランベして角切りにした洋梨をケーキの中に。

いちょう切りにした洋梨はケーキの上に並べて焼き上げ、彩りにピスタチオを散らしました。

秋の日差しはリビングに細長く差し込み、洋梨のケーキは金色に輝きます。

Styl’パウンド・マロン

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トッピングは栗の渋皮煮を並べて♪

でも上の洋梨と比べたら、まぁなんと地味な・・・(笑)

見た目は地味でも、中身はとってもリッチなんですよ。

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アーモンドプードルを配合したパウンド生地の中にはマロンクリームが隠れています。

フランス産の栗を使った甘さ控えめに作ったマロンクリームの中には、甘いマロングラッセを砕いて混ぜました。

鮮やかなイエローと渋いマロンブラウンのコントラストはいかにも秋らしい・・・♪

切ってみると印象が変わるパウンドケーキです。

これらのケーキをオーダーくださったのはKayoさん。

広島から神戸に遊びに来られてお持ち帰りくださいました。

オーダーの際に「栗のパウンドケーキ・・・なんかどうかしら」

ヒントをいただき秋らしい季節感のあるパウンドケーキを作ることができました。

Kayoさんからはこれらのパウンドケーキにコメントを11月3日のブログにすでにいただきました。

ありがとうございます!(更新が後になっちゃってゴメンナサイ!)

気に入ってもらえて・・・よかったぁ!

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Styl'パウンド・スウィートポテト☆安納芋のオレンジ煮入り

2010年11月03日 | 焼き菓子

11月。今日は文化の日。すばらしい秋晴れでしたね~♪

先日より、秋らしい焼き菓子を作っていますので順次ご紹介します。

今日は、お久しぶりです、Styl'パウンドケーキ♪

秋らしくサツマイモを使ってみました。

Styl'パウンド・スウィートポテト☆安納芋のオレンジ煮入り

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由美さんちに注文して届いたサツマイモは「紅アズマ」「なると金時」「安納芋」に三種類。

この秋の自然の恵みをケーキにしないなんて・・・

そんな気持ちになる立派なスウィートポテトたち♪

ほどよい甘さの「紅アズマ」をホクホクの焼き芋にして裏ごしたペーストをパウンドケーキの生地に入れました。

サツマイモのペーストを焼きこむと、懐かしいような優しい味のパウンドケーキになります。

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オレンジジュースとバニラで煮込んだ安納芋がアクセントです。

角切りにした安納芋のオレンジ煮をケーキに焼きこみ、飾りには大きいまま使いました。

飾りようのものは、あらかじめ面取りしておくときれいです。

一般にお正月料理の栗きんとんのサツマイモは乾燥した「クチナシ」の実で黄色に仕上げます。

クチナシを使わずに作ったサツマイモのペーストは黄色・・・ではなく淡い抹茶のような緑色に近い色です。

・・・が、安納芋は熱を加えると鮮やかな黄金色に輝く。

安納芋のオレンジ煮

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少しだけ皮を残して面取りした安納芋のオレンジ煮。

それはそれは美しい色になりました。

こんなサツマイモがあったなんて・・・今まで名前は知っていましたが使ったことも食べたこともなかったんですよ、安納芋。

新たな発見♪

優しい甘さのスウィートポテト。

ほんのり甘酸っぱいスウィートポテト。

おいしい秋を召し上がれ♪

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