ボンボニエール(Bonbonnière:フランス語)は、小さな砂糖菓子ボンボンを入れる菓子器のことです。
ヨーロッパのお祝いごとに古くから使われてきましたが、日本では、皇室のお祝い事に特別なボンボニエールが作られ贈られます。
令和になって初めての端午の節句を祝ってシュガークラフトのボンボニエールを作りました。
シュガークラフト☆端午の節句のボンボニエール&亥年のボンボニエール
端午の節句にちなんだボンボニエールが3種類
干支の亥年にちなんだボンボニエールがひとつ
端午の節句の有職飾りといえば「真の薬玉」
日本の伝統有職造花「雲上流」の「真の薬玉」を参考に作りました。
端午の節句 真の薬玉ボンボニエール
ボンボニエールのサイドには「菖蒲」のモチーフと疾走する白馬を。
雲上流の薬玉には「真」「行」「草」ありますが、「真」の薬玉は端午の節句だけです。
美しい飾りが施されていますが、薬玉のメイン部分は、邪気払いの薬草を入れた「赤」「黄」「緑」の三つの薬玉部分です。
紅白のサツキと菖蒲の葉、よもぎの葉と五色の絹紐で飾られています。
端午の節句の薬玉は9月9日の「重陽の節句」まで飾られていたそうです。
そして端午の節句と言えば「鯉のぼり」
大空高く勢いよく泳ぐ姿に、子供たちが元気に育ち立身出世する姿を重ねた鯉のぼり。
端午の節句 鯉のぼりのボンボニエール
青空色のボンボニエール。
鯉のうろこ、波をあらわす模様と大きな目をいれて♪
端午の節句 八つ橋と菖蒲のボンボニエール
ボンボニエールのサイドには「観世水」の模様を入れてみました。
涼し気に見えます(*^-^*)
そして節句ではありませんが、今年の干支亥年にちなんだボンボニエールもひとつ作ってみました。
亥年のボンボニエール
どこが「亥年」!?ですが(^^ゞ
ハート型がすべて亥年をあらわしています。
「猪目」という古来より日本で魔除けの模様としてつかわれているハート型の模様。
お寺や神社の建物や柱、扉の金具などをよく見るとこのハート型の猪目模様がみつかります。
ボンボニエールの蓋をあけると・・・
3種類のお茶の琥珀糖
甘い砂糖菓子をお菓子でできたBOXにつめて(*^-^*)
節句マイスターへのプレゼント♪
こういうのを「面白いやん~」と楽しんでくださりそうなので(^^ゞ
令和という新しい時代のはじまりの端午の節句を寿いで。
思いつくままにもくもくと手を動かして・・・楽しい時間♪
無事に令和最初の節句を迎えられたことに感謝しました。
次の節句は7月7日。七夕です♪