「マフィンの焼き加減がわかりません。どうしても表面が硬くなってしまいます。マフィンを焼くコツってありますか?」というご質問を、「HAPPYおいしいものキッチン」のまこちさんからいただきました。
まこちさん、ご質問ありがとう♪私も一緒に考えてみまーす。
焼き上がりに表面が硬い=失敗・・とは思わないのですが、おそらくまこちさんのイメージとは違う焼き上がりなのでしょうね。
・・・で、ふと気がついたのですが、私、マフィンのこと、あまり知らないのだった!マフィンとカップケーキって同じなの?違うの?から始まっていろいろと知らないことがいっぱい。
ごめん、まこちさん、すっごく不安になってますよね====
・・・でとにかく焼いてみました。
うちの冷蔵庫にあった材料で♪
手前の茶色いのが「キャラメルマフィン」
向こう側の白っぽいのが「チーズマフィン」
基本の生地はどちらも同じ。
というか、作った生地をマフィンカップに絞りいれるときに、「キャラメルマフィン」は作りおきの「キャラメル」をスプーンでトロトロと入れて、トッピングにキャラメルがけしたくるみを。
チーズマフィンはピザ用チーズをパラパラと入れてザっとまぜ、トッピングにチーズをのせました。
基本の生地に使ったレシピを参考までに紹介しますね。
☆プレーンマフィンのレシピ☆
無塩バター 50g グラニュー糖 80~90g 全卵 55g 牛乳 55g バニラオイル 薄力粉130g ベーキングパウダー 2~3g 塩1g (ブルーベリーを入れる場合は 80g)
1.バターとグラニュー糖をハンドミキサーで混ぜる。
2.よく溶いて室温に、戻した全卵を①に少しずつ入れる。
3.薄力粉、ベーキングパウダー、塩を一緒にふるっておく。
4.(室温にした)牛乳の半分とバニラオイルを加え②に混ぜ、③を加えて軽く混ぜ、残りの牛乳を入れてササっと混ぜる。
5.ブルーベリーを入れる場合は④が混ざりきらないうちに入れてササっと混ぜる。
6.マフィンカップに6~7分目絞りいれて、200度のオーブンで20分くらい焼く。竹串をさしてみて何もついてこなければもっと早く出してもOK。ちなみに、キャラメル、チーズともに18分。。(ブルーベリーのように果実を入れると20~25分)
ピザ用チーズは中に入れたものは全部とけて全体に馴染んでいます。トッピングは溶けて表面にチーズの膜ができておいしい♪
キャラメルは真ん中に落として混ぜたものはほとんど吹きこぼれて、結果的にマフィンの生地表面をキャラメルコーティングして香ばしいですが、肝心の中にはほとんど残ってなかった~!
焼きたての表面はカリっとして、中はふんわりフワフワ&もっちりです。
粗熱が取れたらすぐに大き目のビニールにフワっと入れて口は縛らずに完全にさまします。すぐに食べるなら30分ほど置いて食べるのがいいと思いますが、表面がカピカピにならないように清潔なふきんをかけておくといいと思います。
完全にさめたマフィンを食べるときには、軽くレンジで10秒~15秒、ほんのり温か味を感じるくらいに温めると、もとのフンワリが戻ります。
もともとは現在「イングリッシュ・マフィン」と呼ばれる食事用の平たい白いパンでしたが、ベーキングパウダーが発明されて、オーブンが家庭に普及するようになると、アメリカでは砂糖やバターを使ってベーキングパウダー簡単に膨らませることができるアメリカン・マフィンがクイックブレッドとして流行りました。
マフィンといえばいまやこの形で、ホテルなどの朝食に出される名物マフィンもあるほど。
まだ温かなマフィンにシロップやジャムをつけて食べてもおいしいですが、アメリカでは色とりどりのアイシングでかわいいデコレーションをするのも人気です。
レシピに戻りますが、マフィン生地はパウンドケーキよりも水分が多く、油脂が少ない生地で、ベーキングパウダーで膨らませるタイプの生地です。
私はベーキングパウダーは好きではないのでほとんど使いませんが、マフィンには入れます。一応健康面を考えて、アルミフリーのベーキングパウダーですが、少々減らして2gいれました。
④で、混ぜるときにこねてしまうとおそらく生地は全体が硬くなると思いますので、ゴムベラでササっと。ツヤが出るまで・・とか思わなくていいと思います。
焼くときの注意としては、中に混ぜるものによって生地全体の水分量が変わり、火の通りが違ってきますので臨機応変(コレが慣れるまで難しいよね)に対応しますが、できれば短時間で、中に水分を残して焼くことを心がけます。
下火が強いオーブンなら上の段かまん中で焼くほうがいいかも。
ただ、この焼き温度は、180℃くらいのレシピもいっぱいありますので、あくまでもできるだけ短時間に中に水分を残して焼きたいので私は200度という設定です。
また、このレシピは薄力粉を使っていますが、強力粉を混ぜると食感がよりモチっと。
油脂もバターでなく、マーガリンやサラダ油、ショートニングを使うとそれぞれの持ち味が変わるでしょう。
アメリカンケーキの代表格のマフィン。奥が深そうです。
私はヨーロッパのパティスリー中心に習ってきたので、アメリカンケーキについては素人。
アメリカンケーキは甘いとか大雑把とかいう人もいますし、以前はそう思ったこともあるけれど、実際はその土地と歴史、生活習慣にはぐくまれたアメリカならではのおいしいレシピや食べ方がいっぱいあるのだろうなぁと思います。
このブログを見てくださって、「マフィン」のこと、作り方や焼き方などぜひぜひアドバイスなどあればコメントにお願いします。
アドバイスするどころか、私が誰かにアドバイスしてほしい~!という状態で、まこちさん、ごめんなさい!
でも、もし何かのヒントになったらうれしいです♪
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