お久しぶりの更新です♪いよいよクリスマスが近づいてきました♪
12月に入って、みなさまからギフトやパーティーのお菓子のオーダーをいただけて、毎日感謝をしながら心こめてお作りしています。
今日は、Chemin♪菓子の小径の「フルーツケーキ」の登場です。
☆☆Chemin♪Styl'フルーツケーキ(スタイリッシュフルーツケーキ)☆☆
細長いパウンド型で焼いてみました。
フルーツケーキほど、さまざまなホームメイドの味があるケーキはないのでは!?
中に焼きこむフルーツの種類、量、漬け込むお酒、期間。
使うお砂糖の種類、熟成方法・・・
個々のご家庭、お店で、好みのレシピがあり、それぞれの味を大切に受け継いでおられます。
フルーツケーキの醍醐味は、なんといっても香りではないでしょうか。
焼きあがったばかりのフルーツケーキの香りのすばらしいこと!
食べごろにまで熟成したケーキはまた違った香りを楽しめます。口に含んだ時、ケーキの香りとうまみが広がって、やがてスゥ~っとおでこのあたりから抜けていくような・・・
そして、もうひとつ、フルーツケーキのお楽しみは、切った時の切り口の美しさ♪
時間をかけて漬け込んだフルーツたちが、まるで宝石のようにケーキの中に焼きこまれています。
宝石や金銀の刺繍で縫い取られた王様のガウンのような華やかさ。
力強い香りと味。
焼き菓子の中の王様♪の風格です。
子供のころは、正直、このフルーツケーキの味がよくわかりませんでした。「大人の味だもの、くみちゃんがわかるのにはまだ早いね・・・」
そういわれれば言われるほど憧れが強くなるものです。
Chemin♪お菓子の小径のフルーツケーキ、基本のレシピはもちろん今田美奈子お菓子教室で習ったレシピです。
中に入れるドライフルーツは、イデミスギノのフルーツケーキを食べて以来、どんな種類のフルーツをどんなお酒で漬け込むか・・・自分で考えて楽しむようになりました。
今年はフルーツの漬け込みの時間が短く、焼きあがったフルーツケーキもずいぶん若々しい、元気な味になりました。
レーズン、サルタナレーズン、いちぢくはラム酒とブランデーをあわせたお酒に。
オレンジピールとアプリコットはグランマルニエ(オレンジのお酒)に。クランベリーは深紅のサクランボのブランデーに。
ドレンチェリーはキルシュ(サクランボの透明のお酒)にそれぞれ漬け込みます。
漬け込みも、それを焼きこむ準備にも手間がかかるのですが、それぞれのドライフルーツの色と味を生かして、引き出したい♪
おいしい~いフルーツケーキをつくりたい♪という気持ちが、面倒に見える作業も楽しいワクワクする作業に変えてくれます。
クリスマスに焼かれるケーキには、このように多くの材料を用意して焼くことが多いですよね。
「このケーキを作っている間中ずっとあなたのことを思っていました」という気持ちを込めて、ひとつの材料を入れることに「願い」を込めて焼くとその願いがかなうという言い伝えがあるからです。
このように細長い型で焼くと、焼き上がりのケーキを崩さずに取り出すのが難しいですよね。
この型は底が取れるようになっていますが、私は必ずオーブンペーパーを敷きこみます。
それも丁寧に丁寧に!
これはイデミスギノの杉野シェフのやり方を見て「絶対に手を抜かないぞ!」と感じたことです。
型に敷きこめる大きさにオーブンペーパーを切ったあと、まず型の外側から、きっちり型の形になるようにあらかじめペーパーを折って形作ります。
そのあと、型に入れてきちんと沿うように4隅に切り込みを入れたりします。
型にはバター(今はバターが貴重品なのでショートニングでもいいと思います)を軽くぬってからペーパーを敷きこみ、底の空気を抜いて出来上がり。
時間をかけてでもやればその甲斐は歴然です。
ケーキを取り出すときは、長い辺を両方から持ち上げて取り出します。
間違っても短いほうの辺を持ってはいけません。ケーキが真ん中から折れちゃいます。
フルーツケーキは焼きあがったあと、何度かお酒を塗って、冷めたら清潔なガーゼをお酒に浸してキュっとしぼってケーキを包んで、さらにラップ、最後は新聞紙のように光を通さない紙で包んでビニールに入れて冷蔵庫で寝かします。
その作業中も、ケーキを片手で持ち上げようとは思わないこと。パレットナイフを使ったり、ケーキを持ち上げずに、横に倒して寝かしたりして丁寧に作業しましょう。
ああ~なんて手間がかかるのでしょう。卵をかえすために巣作りから始める親鳥の気分です。
今日は長文になってしまいました。スイーツブログと手作りお菓子ブログのランキングに参加しています。
ポチっとクリックしていただけるとうれしいです♪