中平先生とのコラボレッスンでお出しした「サンルージュ」という日本茶を使ったアレンジティーとスイーツ。
思いがけなく反響があったのでブログで「サンルージュ」についてもう少し紹介しようと思います。
「サンルージュ」カタカナの名前ですが、れっきとした日本茶、しかも緑茶として流通しています。
日本茶インストラクター協会からいただいた資料「茶品種ハンドブック」によると、「サンルージュ」は2011年に品種登録された新しい茶品種で、アントシアニンを多く含む紅色の新芽が太陽の強い日差しの中で燃え立つ様子から口紅をイメージして「サンルージュ」と命名されたとあります。
「サンルージュ」は「日本製紙グループ」のHPで詳しいことがよくわかりますのでご参照ください。→「赤いお茶サンルージュ」http://www.nipponpapergroup.com/sunrouge/
今回のコラボレッスンのテーマが「紫陽花」だったので、スイーツやお茶もなにか紫陽花をイメージした物や色でおもてなししたい!とず~っと考えていました。
「たしか紫っぽい色から紅く色が変わる日本茶があったな~」と思い出したのがレッスンの5日前。
すぐ探して運よくヒットした静岡のお茶屋さん「和茶倶楽部」さんに頼んでサンルージュのリーフティーを急いで送っていただきました。
レッスンが目の前なのにね~(^^ゞ ギリギリになって降りてくるアイデア💕
時間がないのでお電話で特徴を確かめてすぐ試飲しました。
和茶倶楽部さん、感謝です~!
淹れてみました、サンルージュ♪
むかって右が淹れた茶液。水食はグレーがかった紫色。
左側がりんご酢をたらした茶液。りんご酢の量にあわせて赤っぽい色からピンク色へ。
湯で出す場合は「渋みがあるので高温で淹れたり、長い浸出時間をさけたほうがよい」
というアドバイスのもと、70~80℃でさっと淹れてみました。
日本茶、特に煎茶のような香りは感じません。
味は、日本茶独特のテアニンのような旨みはほとんど感じられず、なんというか渋みよりもほのかな苦み、えぐみにちかい味を感じます。
はっきり言ってお茶としてはあまり美味しくない。(お茶農家さんごめんなさい)
だけど、このお茶の色の美しさと高機能な栄養は大変魅力的~!
ポリフェノールの中でも、きれいな青紫色をした野菜や果物に含まれるフラボノイド系の色素「アントシアニン」をたくさん含んでいるものは「ブルーベリー」や「赤ワイン」「茄子」などたくさんあります。
その栄養と同時に緑茶の栄養を併せ持つサンルージュ、できるだけ簡単に美味しく飲めたらうれしい~♪
サンルージュの茶殻
苦みや渋みがでにくい水出しも試してみました^^
蜂蜜を溶かして~
りんご酢を加えてみる~
おぉ~♪綺麗♪ しかもさっきより美味しい♪
でも美味しい~!と感動してもらえるにはものたりない。
そのための大きな決め手になるのが「香り」
香り・・となれば私が一番身近なのが「天然バニラビーンズ」の香りです(*^^*)
バニラビーンズはそれ自体甘くもなく、えぐいような味なのに、適量を使うと甘くて心地よい香りになります。
そしてその心地よいバニラの香りは、だれでも甘いスイーツを簡単に連想できるほど人の記憶に強く刻まれています。
お茶が濁らないように、たぶんすぐには気が付かないくらいほのかにバニラを使ったサンルージュを飲んでみる。
びっくりするほど印象が優しくなったので、それを冷やして炭酸で割ってみました。
めっちゃ可愛い~💖 自画自賛(笑)
美味しい~💖
となれば、サンルージュでスイーツもつくってみたい~ですよね♪
寒天をつかって紫陽花をイメージした和菓子風の冷やし菓子を作ってみました。
前日、試作なしのぶっつけ本番です。(なんと無謀な(^▽^;))
ドキドキしながらお出ししましたが、とても美味しい~と好評でした。
そしてこのピンク色の部分がまさか日本茶だとは・・・!というサプライズにもなって♪
こちらが当日のサンルージュのアレンジティー。
万が一「これキライ」な人がいるといけないので試飲よりも少し薄めに淹れて作りました。
このアレンジティー、ほのかにお茶らしい味も苦みもします。
苦みやえぐみがあってもそれが美味しい~心地よい~と誰かが言ってたよな~
と、記憶の引き出しから飛び出したのが両親が昔好きだった「カンパリソーダ」
昔~まだ私が中学生か高校生のころ、両親がときどき「カンパリソーダ」を飲んでいて、その美しい赤い色とは対照的な苦さと「疲れが取れるような気がする~」とうれしそうに飲んでいた母の顔。
なんでカンパリの味をそのころ知っていたとかは聞かないでくださいまし(^^ゞ
でもそれを思い出したら「サンルージュ」上手につかってみたいな~とワクワク♪
今回は試作試飲を繰り返すこともなくお出ししてしまったけれど、またチャレンジしてみたいと思います。
今回は大変長文になりましたが、お読みくださってありがとうございます。