残暑お見舞い申し上げます。
暦の上ではもう秋ですが・・・この猛暑では立秋も実感がわきませんね。
さて今日は先月行いました藍hanaさんとの七夕御茶会の続編、②御茶会編です(*^-^*)
七夕の御茶会、今回のテーマは「冷茶を楽しむ」
楽しみ方、今回の試みのひとつは「フレーバー」
香りを添加したお茶やハーブなどとブレンドするフレーバードティーを淹れるのではありません。
本来の味と風味を生かして淹れたお茶にひと工夫をして
目、鼻、口、耳・・・さまざまな感覚に働きかけて
どちらかというとカクテルのようなイメージでいただくフレーバーティーのアレンジもチャレンジしてみました♪
最初にお出ししたのは、味わいと涼を楽しむお茶
玉露荒茶氷出し 初摘みごこう(宇治 柴田製茶)
ガラスの急須に玉露茶葉を入れ、その上に氷をたっぷりと載せます。
みなさんがお食事をしておられる間からじっくりゆっくりと・・・
溶けだした氷が茶葉をしめらせ、やがて冷たく甘い茶の雫となる。
今年の春、宇治の玉露園で茶摘みの手伝いをさせていただきました。
丹精込めて作られた玉露を丁寧に丁寧に摘みとった春の一日を想い出します。
最初のお菓子は「ル・セヴィラン」を今日のためにアレンジして。
オレンジたっぷりのウィークエンドのような焼き菓子ですが、食べた後ほんのりオレンジの香りがのこるほどに甘さをぎりぎりまで抑えて。
さわやかなオレンジのスイーツを楽しんでいただきつつ、
二つ目のお茶は、春摘み紅茶べにふうき 熊本県芦北お茶のカジハラ
水出しにしたべにふうき紅茶とグレープフルーツのフレッシュジュースとあわせたアレンジティーです。
べにふうき独特の香りがフレッシュグレープフルーツにぴったり!
最初はセパレートティーにしようかと思いましたが、セパレートしないティーですよ(笑)
そして二つ目のスイーツは日本茶を使った冷菓「つるりんサンルージュ」
サンルージュというお茶は、お茶の新芽が鮮やかな赤い色という珍しい品種のお茶です。
水出しにしたサンルージュをつるんとした食感のゼリーにして大納言小豆を合わせました。
こちらも甘さは控えめ。ほんのりお茶ならではのほろ苦さも感じます。
三つめのお茶は
釜炒り茶 香駿 熊本県芦北 お茶のカジハラ 水出し ライムの香りを添えて
藍hanaさんの美しいヴェネチアングラスをつかわせていただき
サーヴィスはすべてみなさんのお席で。
水出しした釜炒り香駿をライムをそえたグラスに注ぎ、飲もうとした瞬間にライムの皮を絞って
その場の空気に香りを放ちます。
するとグラスに添えたライムの香り、ふわりと上から降って来るライムの香り。
冷たいグラスのお茶ががライムの香りとともに喉をすべり降りていきます。
琥珀糖 紫陽花
焙じ茶サブレ
大納言小豆の寒天寄せ
最後のお茶は
ジャスミンティー(中国福建省龍珠花茶)スイカとともに
前日夜、しっかりと熱い湯で淹れたジャスミンティー
ほんの少し甘味を加えて冷たく冷やしておきます。
それをスイカをもりつけたグラスに注いでいただきます。
みなさん「え~~!?」と驚かれましたが召し上がられると「美味しい~!」と大好評♪
ジャスミンの香りとスイカ、とても相性がよいようです(*^-^*)
みなさん、お茶もお菓子もたっぷりと楽しんでくださいました。
冷茶の作り方もご質問をいただいたり・・・
今回淹れたお茶はアレンジをふくめてお家でだれでも簡単にできます。
この夏、きっとお役に立つ冷茶の楽しみ方。
ご参加くださいましたみなさま、ありがとうございました。
そして素敵な夏の着物の着こなしを教えてくださった水野ふみよ先生。
すばらしいお料理と設えをしてくださった藍hanaさん。
写真撮影をしてくださった出張photoスタジオkapiの本田カメラマン。
ありがとうございました。心から感謝申し上げます!