2023年3月18日
お茶と食の文化サロン「掬水舎」南先生とのコラボ企画「琥珀糖講座とひな祭り茶会」を開催しました。
西宮市・甲子園口の住宅街にある「掬水舎」は築80年の民家をリノベーションしたサロンで裏千家茶道のお稽古、季節の料理教室を会員制で行っておられます。
すばらしいサロンで琥珀作りのコツとポイントをお教えし、お茶もふるまわせていただきました。
またそのあとはお雛祭りの設えを楽しみながら南先生の一服を頂戴できるというとても贅沢な企画
当日の試食、お土産にご用意した琥珀は2種類の擦り琥珀を含む7種類
わたくし自身も琥珀糖をバージョンアップするよい機会をいただきました。
熊本の和紅茶と黒文字茶のウェルカムティーから始めさせていただき・・・
プレーンとレモン風味の琥珀糖のデモンストレーションのあと、試食を兼ねたわたくしのお茶会。
数種類の琥珀糖とメレンゲクッキーを台湾の阿里山高山烏龍茶を「聞香杯」を使った工夫茶で楽しんでいただきました。
聞香杯と茶杯のセットをクルリとひっくり返すのですが、
「皆さんでやってみられますか?」とお尋ねしたらチャレンジしてくださり、とても上手におできになられて笑顔笑顔(*^-^*)
ちょっとしたドキドキワクワクは茶席の雰囲気を和やかにしてくれます。
南先生がご用意くださった亀甲の器がとても素敵。
琥珀糖もメレンゲクッキーもうれしそう(*^-^*)
この後、南先生の手作りでいにしえの宮中で雛祭りにふるまわれた「ひちぎり」というお菓子をいただきました。
宮中に従事する多くの女官すべてにふるまうためにお餅をちぎって作ったことからこの名前が付いたそうです。
引きちぎられたそうに形作られたよもぎ餅の中は可愛い黄味餡、上に桜色の餡を飾ったので「いただき」とも呼ぶそう。
春らしいお菓子です💓
お床に飾られた立派な雛飾りの手前の炉には「釣り窯」
ゆらゆらと揺れるさまが春風がふわりと吹きぬけたようです。
また「誰が袖棚」という珍しいお棚も拝見できました。
南先生のお茶の師匠から譲りうけた大切なお道具だそうです。
レッスン、御茶会ともに無事に終わり、みなさまお土産の琥珀糖とこれからご自宅でゆっくりと育てる琥珀生地をニコニコとお持ち帰りになられました。
南先生のお言葉をお借りすると。。。「現代はなんでも容易く手に入りますが、「待つ」とか「守り」をする時間と手間があるからこそ得られる豊かさがある。「琥珀糖」はまさにそんなお菓子だと思います。」
この日は午前、午後と2回のレッスンお茶会をさせていただいたのですが、南先生が丁寧にお作りくださったお昼ご飯を頂ける幸せ💓
春らしい食材を使っておだしからひいてくださって・・・
おひつのご飯なんてめったにいただけることはありません!
和服姿の素敵な南先生とフォルムから大きさから素材から選び抜かれたおひつ
う~~ん!素敵(*^-^*)
こういうものに憧れますね~💓
南先生のお心づくし、もちろんとってもおいしかったです。
手間をかける、その心と時間を大切になさっておられる南先生とご参加くださったみなさま。
レッスンをさせていただきましたが、この日、わたくしも多くの大切なことを学ばせていただきました。
コロナ前にお話を頂戴し、やっと実現!
本当にうれしいうれしい日。
ありがとうございました。
南先生の「掬水舎」のHPはこちらです→☆☆☆