日々茫然

猫・本・アート・日常生活などを、つれづれと思いつくままに記録

アフタースクール

2008-08-01 | 映画の話

「運命じゃない人」の内田けんじ監督の最新作、「アフタースクール」
やっと地元でも公開が始まったので、見に行って来ました!

「運命じゃない人」が、めちゃくちゃツボだったので、楽しみで楽しみで。

 アフタースクール公式サイト

母校の中学校で教師をしている神野(大泉洋)と、サラリーマンの木村(堺雅人)は中学時代からの親友同士。産気づいた木村の妻(常盤貴子)を、仕事で忙しい木村の代わりに神野が病院まで送りとどけた。その日、夏休み中だが部活のため出勤した神野のもとに、同級生だという探偵(佐々木蔵之介)が訪ねてくる。島崎と名乗る探偵は木村を捜していた。若い女性と親しげにしている木村の写真を探偵に見せられた神野はショックを受け、なかば強引に木村捜しを手伝うことになってしまう。

冒頭で、堺雅人さんの中学生時代を演じていた男の子が、ホントに目元とか表情が堺さんっぽくて、そこに妙に感心しちゃいました
堺さんって、なんか今にも泣きそうな表情しますよね?そんな雰囲気がバッチリで。
本筋とは全く関係のない所ですが

本筋に戻ります

「運命じゃない人」では、全く無関係に見える人や状況が、話が進むにつれ、どんどん繋がって、「ええっ!?こんなチョイ役みたいな人まで関係してたのっ!?」とビックリしながら、パズルのピースがみるみるはまっていくような展開が、見事にツボにはまりました。

今度は、どうやってビックリさせてくれるんだろう?との期待通り、途中で、そこまで見てきた世界がひっくり返り、「そうきたかー!」と内心ニヤリ。

ひっくり返る所まで、若干話が地味?で、不安に駆られましたが、仕掛け自体は、お見事と思いました。

ただ、前作に比べ、ちょっと話が複雑で、登場人物も多かったせいか、1回見ただけでは、細かい所が分かりにくかったかも。
1回目でオチのわかったところで、もう1回見て、冒頭から、確認してみたくなりました

でもやはり、見る者の足を掬う仕掛けはスゴイ。
きっと推理小説として本で読んでも、話がひっくり返るシーンは面白いだろうな

叙述トリック的なミステリーがお好きな方には、オススメです

コメント (4)
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