日々茫然

猫・本・アート・日常生活などを、つれづれと思いつくままに記録

11月に読んだ本

2010-12-01 | 本と漫画の話

11月はあっという間に過ぎたような。12月はいよいよ師走、もっとあっという間でしょうね。


  
11月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:3021ページ

憑かれた鏡 エドワード・ゴーリーが愛する12の怪談憑かれた鏡 エドワード・ゴーリーが愛する12の怪談
★★★★☆ さすがゴーリー、アンソロジーだと普通何本かは好みに合わない作品があるものだけど、ハズレなしでした。なんとも不気味な怪奇・幻想作品の秀作ぞろい。「信号手」「猿の手」は既読だったけど、訳者が違ったのか新鮮な感覚で読めた。ゴーリーの扉絵もいい。描かれた場面がいつ出てくるか、楽しみにしながら読んだ。またゴーリー自身の絵本も読み直したくなった。ただ、ある訳者の文章で、なぜか鹿児島弁?(西郷さんみたいな)や関西弁の人物が出てきて、興ざめだった。
読了日:11月04日 著者:A・ブラックウッド,W・F・ハーヴィ,C・ディケンズ,L・P・ハートリー,R・H・モールデン,R・L・スティーヴンスン


荒川アンダー ザ ブリッジ 3 (ヤングガンガンコミックス)荒川アンダー ザ ブリッジ 3 (ヤングガンガンコミックス)
★★★☆☆ 1、2巻まではまだ設定やキャラに馴染めなかったけど、ちょっと慣れてきた。高井さんが一番アレな気がするのは、橋の下の住民の方に馴染んできている証拠かな(笑)。
読了日:11月15日 著者:中村 光


荒川アンダー ザ ブリッジ 4 (ヤングガンガンコミックス)荒川アンダー ザ ブリッジ 4 (ヤングガンガンコミックス)
★★★☆☆ ギャグもこなれてきて、ちょくちょく笑えるようになってきた。ラオウ化するステラはツボ(笑)。河川敷が別世界の桃源郷のようで、リクパパなどの外界と絡むと、途端に現実を見せられるよう。ずっとモラトリアムな世界に浸っていたいな。
読了日:11月15日 著者:中村 光


荒川アンダー ザ ブリッジ 5 (ヤングガンガンコミックス)荒川アンダー ザ ブリッジ 5 (ヤングガンガンコミックス)
★★★☆☆ ラストサムライ、ビリー、その他大勢には勿体ないキャラでした(笑)。ニノを怒らせた時とか、リクはちょいちょい、鬱陶しい。あ、だから女子陣に人気ないのか!
読了日:11月15日 著者:中村 光


荒川アンダー ザ ブリッジ 6 (ヤングガンガンコミックス)荒川アンダー ザ ブリッジ 6 (ヤングガンガンコミックス)
★★★☆☆ ニノの顔が安定してない気がする???前の方のページと後ろの方で別人。あと、やっぱり河川敷で訳の分からないイベントしてる話の方が、テンション振り切れてて面白い。
読了日:11月15日 著者:中村 光


バイバイ、ブラックバードバイバイ、ブラックバード
★★★☆☆ 繭美が脳内映像ではマツコ・デラックスとして再生されてました。5人の女へのお別れ行脚を続けていくうち、繭美と星野の印象が変わっていき、殺伐とした空気の悪さから、弥次喜多道中みたいな(読んだことないけど)面白コンビの珍道中に見えてきた。夫婦漫才みたいになってるじゃん!!(笑)サイボーグマネージャーの涙に一番グッときた。いい人だ!
読了日:11月20日 著者:伊坂 幸太郎


BASARABASARA
★★★☆☆ 「傾く(かぶく)」をキーワードに、シンプルモダンの対極のような、装飾過剰・ハデハデ好みの文化を、縄文土器から現代のアートやデコ電まで、たどっている。下品スレスレの過剰な装飾も、アートとしてどこまでセーフか考えながら見てみると、結構楽しい。主に図版を見ただけで、文章は流し読み。
読了日:11月20日 著者:天明屋尚


オルゴォルオルゴォル
★★★★☆ 朱川さんといえば、ノスタルジックなホラーのイメージだったけど、この作品ではガラッと印象が違い、現代っ子が主人公。前半のハヤトやその周辺は、イジメだったり、離婚して子供のことを考えているようで自分のことにかまけてしまっている両親だったり、どうにもやりきれない話ばかりで、登場人物の誰にも共感できなかった。後半サエさんとの旅が始まってからは、色んなことを吸収して成長していくハヤトを見守っているような気持ちに。「子供に広島と長崎を見せるのは親の義務」は本当にそう思う。それも「一人で」向き合ってほしい。
読了日:11月21日 著者:朱川 湊人


荒川アンダー ザ ブリッジ 7 (ヤングガンガンコミックス)荒川アンダー ザ ブリッジ 7 (ヤングガンガンコミックス)
★★★★☆ ステラ巨大化しすぎ(笑)。ニノがどんどん男らしく、リクがどんどん乙女化していってるような・・・。星は何だかどんどんいい奴になっていく。
読了日:11月23日 著者:中村 光


荒川アンダー ザ ブリッジ 9 (ヤングガンガンコミックス)荒川アンダー ザ ブリッジ 9 (ヤングガンガンコミックス)
★★★★☆ どーでもいい回だけど、子猫の回はツボ♪。「あいつら一人も人間じゃないだろ・・・」に爆笑!でも、あの子猫達、あれからどうなったんだろ・・・? 図書館の順番待ちで8巻だけ飛んじゃったけど、未読でもほとんど支障なかった。
読了日:11月23日 著者:中村 光


荒川アンダーザ ブリッジ 10 (ヤングガンガンコミックス)荒川アンダーザ ブリッジ 10 (ヤングガンガンコミックス)
★★★★☆ 何と言うか、シスター大活躍(ある意味)で楽しかった。後半は何だか誰が味方か敵かも訳が分からず混乱。11巻が気になるけど、図書館に入ってないんだよな〜↓↓↓
読了日:11月23日 著者:中村 光


荒川アンダー ザ ブリッジ 8 (ヤングガンガンコミックス)荒川アンダー ザ ブリッジ 8 (ヤングガンガンコミックス)
★★★★☆ 巻末の中村工房出張版、荒川キャラのようで違う性格なのが面白かった。シスターが微妙にSキャラ!中村工房も読んでみたくなってきました。
読了日:11月28日 著者:中村 光


(032)黒 (百年文庫)(032)黒 (百年文庫)
★★★☆☆ 百年文庫、面白い企画ですね。「黒」とか「闇」とかにばかり目が行ってしまうのが私。ホーソーン「牧師の黒のベール」は、ちょっと分かりにくかった。盛り上がりに欠けた気がする。夢野久作「けむりを吐かぬ煙突」は、江戸川乱歩チックな佳作。サド「ファクスランジュ」設定は面白いけど、結末が優等生的で物足りなかった。3本とも、面白さはあるけど、もうちょっとひねりというか結末に向けての意外感が欲しかった。
読了日:11月28日 著者:ホーソーン,夢野久作,サド


(017)異 (百年文庫)(017)異 (百年文庫)
★★★☆☆ 江戸川乱歩「人でなしの恋」は既読。ビアス「人間と蛇」は、現代の感覚で読むと、へタレ過ぎ・・・。ポー「ウィリアム・ウィルスン」乱歩が訳している所が面白い。なんとも執拗な嫌がらせ。最後はあっけない。解釈のしようによっては、彼はよく似た他人ではなく・・・?
読了日:11月29日 著者:江戸川乱歩,ビアス,ポー


すてきなヘンプアクセサリー (Heart warming life series)すてきなヘンプアクセサリー (Heart warming life series)
★★☆☆☆ ビーズやパワーストーンを使ったひも編みの技法が知りたくて借りてみた。ヘンプ自体はナチュラルすぎて、特に冬場のファッションには合わないけど、参考程度に。
読了日:11月30日 著者:


やさしいひも結びこもの―アジアンノットで作る (Heart Warming Life Series)やさしいひも結びこもの―アジアンノットで作る (Heart Warming Life Series)
★★★☆☆ ビーズやパワーストーンを使ったひも編みの技法が知りたくて借りてみた。ストラップとかに応用できるかも。
読了日:11月30日 著者:

 
読書メーター
 

 ゴーリーのアンソロジー「憑かれた鏡」は、なかなかの秀作ぞろいで、収穫でした。
 
 「バイバイ、ブラックバード」、読書メーターの感想コメントでも、「マツコ・デラックス」の名前がチラホラ・・・。やっぱりね!!(笑)
 
 「荒川アンダーザブリッジ」は、ギャグ部分は楽しい。シリアスモードに入ると、伏線だらけ謎だらけになり、もどかしい。11巻は、賛否あるみたいで、気になるなぁ。
 あ、12月は「聖☆おにいさん」6巻が出るみたいなので、待ち遠しいです。

コメント (2)
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