友ちゃんブログ

適当で、いい加減・・・それが理想

おちょくられた、その2

2011年12月21日 20時53分54秒 | お仕事

前回を〝おちょくられた、その1〝としましょう。

今回はその2です。

入社して半年を過ぎた頃でしょうか。
ある日、先輩から頼まれて(何の用件だったかは忘れました)鉄骨屋さんに行きました。

用件は先方の社長さんへのことづけ。
社長さんは機械で作業をされていました。

要件を済ませた後、足元に散らばる鉄片が目に止まりました。
大きさは10円玉ぐらい。厚みは、10円玉2~3枚分ぐらいだったでしょうか。
あっ、似たのがあります。ちょっと待って。

Img_3462

これがその大きさぐらいかな。

写真左は磁石ですけど、丁度こんな感じ。きれいな円形。

こんなのがたくさんそこらじゅうに落ちています。
私がその1つを手にしたのを見て、社長さんが言いました。

「友〇君、そいは結構な金(かね)になるとバイ。ひとつだけやるけん、持って帰らんね」

 「そうなんですか。ありがとうございます」

私は現場事務所に戻りながら「1つだけしか譲ってくれなかったのは、本当に〝金になる〝けんばいね。いくらぐらいになっとやろう」とニコニコ。

現場事務所に戻り、先輩に用件を済ませたことを告げ、そして、〝金になる鉄片〝もらってきたことを話しました。

すると先輩は、大笑い。

「友〇くん、あんた、だまされたとたい。そいは1円にもならんただの鉄くずバイ。現場の鉄筋の切れっぱしの方が金になるバイ」

 「え~ぇ、そうなんですか」

「〇〇社長は、『1つだけやるけん』って言わしたとね?」

 「はい」 

「ま~た、〇〇社長やろ~。人ばおちょくって~」

 「・・・」

 

 

その鉄片は鉄骨柱のベースプレートにアンカーボルトを通すため開けられた穴の鉄片だったんでしょう。

Ph_03

信じた私がバカだった。

 

 

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