長男が餓死寸前を拾ってきた雄猫。
拾われて我が家にやって来たのが9月なので名前は「セプテンバー(通称セプ)」
飢えを凌ぐために金物を飲み、それが肛門に引っかかって悪さをし肛門の力が弱いらしく、
ウンコの時にしっかりフンばれず、お尻に付けたまま歩きまわったり、
床にコロッと落としてしまう事があるのが、唯一の難点。
その他は特に問題は無い。
現在飼っている二匹の猫は、幸いに部屋の出隅等で爪を研ぐ癖はない。
以前飼っていたのは、あちこちの角で爪を研いでいたため、
クロスやら下地がひっかき傷だらけである。
母はみっともないから貼り替えなさいと言うが、
貼り替えたばかりを引掻かれたりすると、逆に悔しくなるので、今のところほったらかしている。
さて、
このセプちゃん、長男が命の恩人であることをしっかり認識しており、
彼(現在別居)が平日昼食を摂りに来たりすると、
その軽トラがバックする音に反応し、すぐさま階段へ走っていく。
階段の中ほどに設けている脱出防止用の柵まで下りて行き、
ミャァ~、ミャァ~と鳴いて、お迎えをするのである。
家族に聞くと、私の軽トラでは反応しないらしい。
たまに、階上の小屋裏物入れに居たりすると出迎えしない時もあるが、
彼が「セプ~、セプ~」と呼ぶと必ずやって来る。
猫は気まぐれではあるが、助けてもらった恩義は感じているらしい。
そして、このセプ。
我々が変顔や皮を引っ張ったり、押さえつけたり(虐待ではありません)、
結構無茶に扱っても怒って噛むことは無い。
まるで、
「死ぬ寸前を助けてもらい、こうして飼って頂いていることからすれば、こんなのは、なんのなんの」
と我慢しているようだ。
事故死した以前の猫たちのようにならないよう完全家飼いではあるが、
外界を知りたいという願望は、それほど強い訳ではなさそうである。
但し、甘えん坊なところがあり、すぐに足元へやって来る。
特に作業着というのは特別な匂いがするのだろうか、
外仕事した時、現場や訪問宅の匂いが付くのか、特に念入りに嗅ぐのは面白い。
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