先日、酒田の人さんのブログで、古伊万里文字文染付皿が紹介されていました。
私も似たような皿を持っていたのですが、この模様が一体何かわからず、ずっとそのままでした。上のブログで、やっとふんぎりがつきましたので、今回アップします。
径 15.8㎝、高 2.9㎝、高台径 5.5㎝
器体にゆがみがあります。
おちついた釉肌と指跡。
1/3高台で、初期の古伊万里に分類される品です。
あらためて、染付模様をながめてみました。
周囲の連続模様は、「几」を並べたような書き方です。
この皿の最大の特徴は、中央にデンと座った文字のような模様です。
酒田の人さんのブログで、これは是武字といわれるものであることがわかりました。
でも、「武」や「是」には見えませんが・・・(^^;
字の読みはさておき、デザイン的にみても面白い。
文字の中を、棒線で埋めているのです。ハッチングですね。
周縁の連続模様といい、文字紋の地のハッチングといい、いろいろな試みを陶工が自由にやっているように思えて、微笑ましい皿です(^.^)