100年程前の漆皿です。
祖父が、何かの記念にいただいた物です。
同じ皿が10枚。
径 17.6㎝、高 2.3㎝。大正12年。
底面は分厚く(1cm以上)、側面は急に薄くなっています。木轆轤処理の特徴です。また、裏は碁笥底です。
表面は、10枚全部、中心が膨らんでいます。これは歪みではなく、初めからこのような造りだったようです。
明らかに木製ですが、木目は非常にわかりずらいです。やはり、木を輪切りにした素材を轆轤で挽いてあるからでしょうか。
黒地に金漆で松を描き、丸い銀箔が貼ってあります。丸銀は月で、夜景を描いた皿だとばかり思っていました。けれど、箱書きには「松に日出」とあるので、これは太陽なのですね(^^;
この10枚の皿、非常によく似ています。
例によって、違い探し(^.^)
地面の形が違いますね。
じゃあ、次の2枚は?
左の皿:
右の皿:
うーん、こうなったら、松葉しかありません。
左の皿:
右の皿:
ふー、よかった。
違いがありました(^.^)