遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

これがまあ終の茶碗か飯五勺

2022年06月19日 | 故玩館日記

先日、親爺の43回忌をすませました。

家の内外の掃除だけで、ほとほと疲れ果てました。

ただ、思わぬ品の発見も・・・・

少し古い飯茶碗です。

明治44年の新聞と一緒に、ぼろ箱に入っていました。

この茶碗、親爺の専用でした。子供の頃からずっと見ていて、きたならしい茶碗だなあ、あんなのでご飯を食べるのは嫌だなぁ、と思っていました。親爺の死後、すっかり忘れていたのですが、掃除の時に見つけた次第です(^.^) 時代からすると、祖父もこの茶碗を使っていたのかも知れません。

径 11.9㎝、高 6.2㎝。明治時代。

志野焼に絵瀬戸風の菊柄が描かれた飯茶碗です。ありそうでない品です。

8個とも、形、重さ、絵付けなどが微妙に異なります。

ほんのりと緋色の出た物もあって(写真ではわかり難い)、

茶だまりは無いけれど、なんなくお茶がたてられました。

手取り良し。結構な風情であります(^.^)

 

さて、肝心のご飯です。

よそってみると、丁度、半合=五勺です。男子に適量。

今日からは、この茶碗で三食をいただくことにしましょう。

実は、私も、親爺が亡くなった年齢に到達しました。

なんと、祖父も同じ歳で亡くなりました。

どうやら、ウチの男寿命は決まっているようです(^^;

    これがまあ終の茶碗か飯五勺

コメント (6)
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