先日、親爺の43回忌をすませました。
家の内外の掃除だけで、ほとほと疲れ果てました。
ただ、思わぬ品の発見も・・・・
少し古い飯茶碗です。
明治44年の新聞と一緒に、ぼろ箱に入っていました。
この茶碗、親爺の専用でした。子供の頃からずっと見ていて、きたならしい茶碗だなあ、あんなのでご飯を食べるのは嫌だなぁ、と思っていました。親爺の死後、すっかり忘れていたのですが、掃除の時に見つけた次第です(^.^) 時代からすると、祖父もこの茶碗を使っていたのかも知れません。
径 11.9㎝、高 6.2㎝。明治時代。
志野焼に絵瀬戸風の菊柄が描かれた飯茶碗です。ありそうでない品です。
8個とも、形、重さ、絵付けなどが微妙に異なります。
ほんのりと緋色の出た物もあって(写真ではわかり難い)、
茶だまりは無いけれど、なんなくお茶がたてられました。
手取り良し。結構な風情であります(^.^)
さて、肝心のご飯です。
よそってみると、丁度、半合=五勺です。男子に適量。
今日からは、この茶碗で三食をいただくことにしましょう。
実は、私も、親爺が亡くなった年齢に到達しました。
なんと、祖父も同じ歳で亡くなりました。
どうやら、ウチの男寿命は決まっているようです(^^;
これがまあ終の茶碗か飯五勺