竹製の品物の紹介が続いているので、ついでにブログ在庫一掃を、と辺りを見回しました。すると、燈台下暗し、仏間の柱に長い竹が掛かっているではありませんか。あまりにも当り前なので、普段、その存在に気を留めたことがありません。こういう機会でもないと陽の目をみないのです(^^;
裏側。
長 100cm、径(最大) 8.5㎝。明治。
古竹の短冊掛けです。
裏側の穴に引っ掛けるようになっています。
表には、窓が上下、二つ開いています。
下側の窓。
銅の落しが入っています。どうやら花生けのようです。
上側の丸窓は装飾かと思いきや、
やはり銅の落しが入った花生けでした。
で、中央には短冊。
「いく山河 へしそ生れし 二方の えにしハ深し とはに幸あれ」
これは、叔母が、私たち二人に贈ってくれた歌でした(忘れかけていた(^^;)。
気がついてみれば、それからもう50年。
せっかくですから、花生け部に花を入れてみました(おそらく史上初(大げさ(^^;))
なかなかいけるではないですか。
ならば、上の方にも別の花を。
これで、叔母への感謝と供養にも(^.^)