遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

巨大瘤花生け

2022年12月17日 | 花道具

竹の花生けは一段落しました。

が、花生けの類はまだまだあります。

きりがないので、もう一つの大型花器で一応締めくくります(^^;

 

 46.2㎝x8.9㎝、高 30.0㎝。重 5.2㎏。明治―大正。

奇妙な形をした大きな花器です。

材料は、最初、切株かと思ったのですが、縦方向に走る木の繊維が見えません。年輪もありません。ならば、根か?しかし、根にしては表面がすべすべして滑らかです。材質も、根のように硬くありません。

となると、幹にできた瘤しか考えられません。大きな瘤ができた巨木。見てみたかったですね。

さて、この花器ですが、花を入れる部分が非常に広く、私などがおいそれと挑めるような代物ではありません(^^;

花を活けるかわりに、オブジェとして、造形の面白さを楽しむのならよさそうです(^.^)

それにしても、奇妙な形ですね。

もう一つの愉しみは、見立て。

中央アジアの商人?

反対側に、もう一人潜んでいそう・・・

ローマの騎士?

銅で張った底には・・・

人の善い牛さん?

それとも、人々を救う霊獣、白澤か?

 

 

コメント (4)
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