今年はカボチャが豊作でした。昨日は、30個ばかりできたうち、残った5個の一つを食べ、その後、柚子風呂に入り、英気を養いました。
で、今日は寒いし、休農日にしてゆっくりブログの整理でもと思っていました。ところが、畑に、黒大豆が残っているのを思い出したのです。
あわてて、鞘を回収。
わずか、これだけです。
大豆も、早生や中生は比較的栽培は容易なのですが、晩生はいつもツルボケになって失敗です。種蒔きの時期が非常に難しいですね。ここ5年程は、山形特産の秘伝豆を何とか栽培したいといろいろやってきたのですが、ダメでした。諦めました。代わりに、黒大豆を蒔いたところ、うまくいきました。一畝だけ試験的に蒔いたので、それほどの量はなく、ほとんど、若いうちに収穫し、うで豆(枝豆のこの辺の呼び名、多分茹で豆がなまったもの(^^;)で食べてしまいました。来年用の種分だけ株を残してあったのです。
さあ、どうやって、豆を取り出そうか?
以前、そこそこの量の大豆を作っていた時に、いろいろとやってみました。
まず考え付いたのが、野球のバット。これは全然ダメでした。鞘の山に、バットの打面を当てるのが難しい。バットの先だけで打つことになってしまい、効率悪し。
次に浮かんだのが、砧です。
おお、これはいけそう。
でやってみると問題が・・・・
そうです、座らないとうまく打てないのです。
これはツライ。
そこで登場したのが、「くるり」です。唐棹(からさ)、唐竿、連枷ともよばれ、木や竹の先に取りつけた棒や板を回転させて、豆、麦、稲などを打って脱穀する道具です
長さ 120ー188cm。明治?
重い木の棒を竹で挟み、「くるり」と回るようになっています。
竹の元を手にとって、ぐるっと遠心力で木の棒を回して穀物を叩きます。
これならば、砧のように座らなくても、立ったまま作業ができます。力も入れやすい。
しかし、実際にやってみると、そう簡単ではありませんでした。竹の先に付いた重い棒を振り回すのですから、力だけではなく、コツが要ります。回して打ち、回して打ち・・・・これをスムーズに連続して行えるようになるには年季が必要です。それに、結構、危険です。すぐに使いこなせる代物ではありません(^^;
今回は、豆の量も少ないし・・・そうだ、知人がやっている足踏み!!
早速長靴を履き、前後左右、足踏み行進をしました。飽きてきたら、ツィスト。ダイエットも兼ねますね(^.^)
ものの十分間も有酸素運動したら、もうほとんど豆ははずれました。
箕に移して、ゆさゆさと選別。
何とか、来年用の種がとれました(^.^)
くるりん!?・・・ダメ
くりん!!!・・・ダメ(^^;
くるり???・・・正解(^.^)
しかも、クリンちゃんの相棒、チットさんがこの道具を説明するとは、何かの縁ですね。この手の品は、古くから世界中にあったみたいです。
バレリーナとは、言い得て妙ですね。まだ幼い少女、今後が楽しみです。
おうちで採れた黒豆で迎えるお正月・・✨さすがちせいさまのお家ですね✨(こがんかんの椿の形がバレリーナの女の子に見えるクリンより🐻💛)
私は見たことがありません。自治体で古い農具を集めて展示している所にもありません。どうやらこの辺りでは、あまり使われなかったようです。遠くからの招来物です。
機構は簡単です。太い棒の横に短い棒が出ていて、竹を曲げてそれを包んでいます。竹棹をもってぐるっと前後に回してやれば、太い棒が回転する仕組みです。
ガラクタ好みの私も、さすがにこれを展示する気にはなれません。もはや処分の対象です(^.^)
子供はくるくる回るのが当然と思っていたので、写真を見てこれがどうして回るのか、今頃不思議に思っています。
これを見たことがある・・・、それだけでもそちらの陳列棚に飾ってもらえそうですね。
さんざん悪銭苦闘してきたのでよくわかります。
昔は何ともなしに撒き、自然に出来ていたと思うのですが、品種改良がすすんで気難しくなったのでしょうか。
豆を指で取り出すのは大変ですね。
TVを見ながら夜なべ仕事なら何とかなりますが、この頃は老人性短気(というより根気がない)でそれも御無沙汰です。
いろいろやった結果、足踏みという超原始的方法に行きつきました(^.^)
自転車のリムに押し当てたり、ドラム缶の縁にたたきつけたりなど、いろんなアイデァを拝借しましたが、どれもイマイチでした(^^;
作柄も年によって変わるし、結局、最近は、一番原始的な人力(足踏み)に頼っています。自分一人では大変なので、その辺の人を頼んでは、足踏み(^.^)
この方法での最高記録は、12㎏です。やっているうちに、笑えてきました(^.^)
「くるり」という道具も持っているのですか!
これ、昔、農家の庭先で使われているのを見たことがあります(^_^)
これ、かなりの量の豆を落とす際に使うように感じましたが、やはり、そうだったのですね。
私も、以前、何種類かの豆を、それぞれ少量ずつ栽培しましたが、指で豆を取り出していました。
長靴を履いての足踏みが一番なんですね。
でも、最近は、豆は作らなくなってしまいましたが、、、(~_~;)
味噌仕入をしたくて、つくってもらうようになったのですが、最初の頃は試行錯誤でした。
もっぱら人力で、お日様と2人3脚。
枝を叩いてお年、手で剥いたりと。そのうちに、ガランガランを持ち出し風除機を使ってになりましたが、こちらも夫が腰を痛めました。
今年は遠くのJAに往復2時間かけて、豆をこなす機会を借りに行きました。まさか楽でした。
私、箕の使い方上手になりましたよ(笑)
本当にお疲れ様でした。
豆柄を叩く、少し曲がった棒もありますが、そんなにうまくいきません。