近頃の私は「東京新聞」に関心がありますし、
感心しています。
東京新聞をとろうかとさえ思うほどです。
それは、ほかのメディアが中々伝えない
原発の現実をよく伝えてくれているからです。
さて、その「東京新聞」の今日の社会面にこんな記事が。
以下、その記事から抜粋。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/square_g.gif)
感心しています。
東京新聞をとろうかとさえ思うほどです。
それは、ほかのメディアが中々伝えない
原発の現実をよく伝えてくれているからです。
さて、その「東京新聞」の今日の社会面にこんな記事が。
以下、その記事から抜粋。
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東京電力福島第一原発の事故に抗議しようと、福島県二本松市のNPO職員関久雄さん(61)が、放射能に汚染された自宅庭の土をリュックサックに背負い、東京を目指して歩いている。
東電と経済産業省の職員に手渡すつもりだ。
「汚染された土を突き付け、事故の責任を明確に意識させたい」と訴えている。
「この中に含まれる放射性物質は私たちの物ではない。国と東電に返したい」
二日、宇都宮市入りした関さんは、ビニール袋に入った少量の土を手に険しい表情で語った。
持ち歩いている放射線量測定器をかざすと、毎時〇・二七マイクロシーベルトを示した。
二十四時間身に付けているとすると、単純計算で、百五十五日間で一般の人の被ばく線量限度である年間一ミリシーベルトに達する計算だ。
環境省と文部科学省によると、放射性物質を含んだ土の遺棄は放射性物質汚染対処特別措置法に触れる可能性があるが、携行を取り締まる法律はない。
関さんのNPOでは廃校を利用し、農業体験や自然との触れあいの場を子どもたちに提供してきた。
事故直後、自宅前の土や芝生の放射線量は毎時七~九マイクロシーベルトの高い値に。
表土をはぎ取るなど対策を講じたが、今も〇・七マイクロシーベルト前後を計測し、室内でさえ〇・二~〇・三マイクロシーベルトある。
関さんは過去にも反原発運動の一環で、使用済み核燃料再処理工場(再処理工場)がある青森県六ケ所村から、高速増殖原型炉「もんじゅ」が立つ福井県敦賀市まで、複数の仲間とリレー形式で走った経験がある。汚染された土の上で生活する苦悩を東電と国に理解させるため、庭の土を届けることにした。
六月上旬に二本松市を出発し、仕事が休みの月曜と火曜を利用して東京に向かった。前回歩いた場所までは知人の運転する車などで歩みを進め、福島県郡山市、須賀川市、栃木県那須町と南下してきた。
「原発いらない」「こどもを逃がせ」と手書きした段ボールを体にくくり付ける。それを見た通りがかりの車から、支援のクラクションが鳴る。時には、止まって「がんばってください」と言ってくれるドライバーも。出会った人たちに、福島の現状を話した。
七月十六日に東京・代々木公園で行われるデモ「さようなら原発十万人集会」に間に合わせるため、すべての道のりを歩くことは断念したが、九、十日は「ホットスポット」が多い千葉県我孫子市、松戸市などから東京・浅草まで歩く予定。十七日に東電本店や経産省前で予定されるデモの際、土を手渡すつもりだ。
「土ぼこりを防ぐマスクを欠かせなくなったし、地面に座って休息することもあり得ない」と関さん。「子どもたちは外で遊ぶ機会が減り、体重が落ちている。そんな状況にあることを、汚染土を手にして痛感してほしい」と力を込めた。
(東京新聞)
以上。
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この方の健康を思うと、
歩かないで、せめて車で届けて欲しいと思います。
歩く時間は長く、ずっと身につけて歩くから、
被曝量が半端でないでしょ。
気持ちはとてもよくわかります。
でも、自分から被曝したって、相手が相手だけに、
保償などしないよ。
それを知りつつ行動しているんだと思います。
でも、自分の命も大切にして下さい。
すべては電力会社の犯した罪だし、
国が東電を助けてばかりで、
国民を助けようとせず、
安全を言い続けて、今も尚福島の汚染地区に
子供や大人を住まわせているのだから、
どうしようもない。
東電と国を相手に刑事告訴しても
取りあげようとさえしなかった検察側。
これが国策でなければ、東電はとっくに
犯罪者として罪の償いを命じられていたはずなのに。
福島市や郡山市は、福島県内の大都市であるがゆえに、
大勢の市民を避難もさせず、そのまま住まわせ、
「まるで住民はモルモットにさせられているようだ」
というつぶやきが聞かれています。
こんな状況なので、この男性は自分の身を犠牲にしてまで
こんな行動に出ているんです。
この方の身がなんとか守られるように、
回りの方々も助けて上げて欲しいなと
思いますが・・・
ここあでした。