福島県産婦人科医会
当医会では、3月1日臨時地区幹事会及び役員会を開催し、「加藤克彦先生を支える会」を立ち上げました。
募金趣意書
平成18年2月18日、福島県立大野病院の産婦人科医、加藤克彦先生が逮捕されました。容疑は平成16年に前置胎盤で帝王切開した女性が、術中出血多量で死亡した件に関し、業務上過失致死、並びに検死報告を警察に提出しなかった医師法違反のためとあります。医療に携わる我々として、この医療事故にて死亡された患者様、ならびにご遺族の方々には、大変痛ましく、また残念に思います。今後このような事故が二度と起こらないよう、今後の事故の徹底的究明、さらには地域における医療供給体制のあり方や医療内容の改善点の有無についても検討していきたいと思います。
本事故に関しては、福島県の事故調査委員会で調査をし、昨年3月に関係者の行政処分は済んでおります。一年後の今回突然の逮捕については、私どもも大変驚いておりますし、地域医療に携わる多くの医師にも動揺が見られます。
地域住民のため、私生活を犠牲にして連日連夜、身を粉にして働いてきた加藤医師にとって、今回の逮捕という事態は無念この上ないものと思われます。加藤医師のこの無念さを晴らすため現在できうる限りの情報収集や真相の究明がなされているところであります。加藤医師には今後多額の保釈金、公判費用等がかかることが予想されます。
そこで今回、加藤医師の一刻も早い名誉回復のために、物心両面より加藤医師を支える会を立ち上げることと致しました。先生におかれましては、何卒私どもの意をお汲み取りくださり、募金にご協力頂きますようお願い申し上げます。
平成18年3月1日
加藤克彦先生を支える会
発起人
永井 宏、斎藤 勝、小林 高 、村田純治、川越慎之介、幡 研一、本田 任、古川宣二、鈴木幸男、大杉和雄、武市和之、野口まゆみ、新妻和雄、武田正吾、山内隆治、山田吉兵意、菅原延夫、高橋秀輔