『ヘッドフォンおじさん』
「”貧乏人は知恵使え”って事だよね」
「まぁ、俺も細かい事が色々と気になるよ」
「ギターの汚れと傷はそうでもないけどね」
問題の箇所にアロンを盛って半日が経過したのだ
ここまで盛る予定はなかったが・・
ゼリータイプ恐るべし・・・
もう一枚
盛った部分が半円状になっている
触ってみたい気持ちをおさめる
いつもの私はこの段階で指でツンツンしてしまう
色々と調べたところ、ポリ塗装の補修にアロンアロファを使うのは王道らしい
とりあえず、傷の箇所の凸凹が埋まれば良いと考える人には最適なようだ
今回の私もそんな感じ
硬化したアロンアロファが透明になって下地に馴染めばなお良いと感じる
とりあえず、現状でこんな道具が揃っているのだ
加えて、マスキングテープと微細用コンパウンド液も用意できている
何となく今回は良い結果が出そうな感じ
あくまでも勘の世界だが・・
前回の敗因の最も大きな部分は
”盛り不足・・”
サラサラの液体タイプだけに繰り返し、何度も塗り重ねる必要があるようだ
要するに私に根気と我慢が足りなかった
現状でも使用可能なのだ
硬化の状態を確認していないのでもう少しこのまま放置する予定
指で触って、それっぽく固まっているならば
ブリッジミュートもOKだと思う
削り&磨きの作業の際にはブリッジだけ取り外す予定なのだ
同時に弦交換やその他の調整も行いたいと考えている
プロの仕事は素人とは比べものにならないが・・
この程度の打痕で1万円超え(見積もり)は辛い
楽器店では私は『破壊王』と呼ばれているのだ
自分でギターにレリックを施す私が小さな打痕に拘っている
これは私の中の差別化であり棲み分けでもあるのだ
レスポールとストラトは可能な限りキレイな状態で使いたい
ただそれだけなのだ
10年を超えたストラトだが・・
その他の部分はとてもきれいな状態を保っているのだ
ピックガードには無数の擦り傷が付いているが・・
これはギター弾きの『勲章』
フレットの減りも同じく勲章だといえる
プロは預かったギターのフレットを注視するそうだ
「フレット減りで使い方と技術が分かるんですよ」
メンテのプロも人間なのだ
ギターを良く知る経験者から預かった個体には神経を磨り減らす
実際のところはどうなのだろうか?
ギターの価格で区別する業者がいるのも事実
人間だもの・・
その辺りを私は責めない😏