五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

意思力

2010年12月15日 | 悔いのない人生とは?
エリクソンの人格形成の発達論を表にしたものを読む度毎に、「なるほど~」と思います。

0歳から2歳までは、「希望」(基本的信頼感⇔不信感)←このことは昨日のブログで書きました。

2歳から4歳までは「意思力」と書かれてあります。
自律性を育み、一方、「恥辱とか疑惑性」も育まれていくようです。

2歳から4歳までの成育史を考えると、ちょうど、おむつが取れ、自分の意思で歩くこともでき、言葉も覚え出し、自分の意思を言葉で伝えることができる時期でもあります。

そういえばこんなことを思い出します。
息子が2歳の誕生日の日に「親指を口でチュウチュウするのは、今日でやめる」と言って、その日から枕の下に腕を回し、一切指を吸わなくなりました。
それと、おむつが取れる頃、ウンチを教えるのが恥ずかしいらしく、ウンチが出ると必ずカーテンの中にクルクルと入り込み、黙って隠れていました。

確かに、これらは、「意思」の「力」です。

私も、初めてのおつかいや初めて自分で髪を洗ったことを覚えています。自分の意思で行動したことも覚えています。

自分の意思をいつも否定されていたら、どのような解釈の人に育っていくでしょうか?

自己の意思が思いのままにならず、しかも否定され続けていたらどうなるでしょうか?

子供は、「一人の人間」であり「個人」です。

思春期に起こるアイデンティティの混乱は、その時点でのアイデンティティのギャップだけから起こるわけではありません。

自分の意思力を今一度見直してみると、自己の傾向から解決の糸口が見えてくるかもしれません。

エリクソンの8つの人格形成について「テキスト生き甲斐の心理学P139参照」

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