五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

目的を持つことの意味

2010年12月16日 | 第2章 五感と体感
エリクソンの8つの人格形成の表を見てみると

5歳から7歳は目的志向性を形成する時期だと書かれてあります。
ポジティヴなものとしては「自発性」
ネガティブなものとしては「罪悪感」
、だそうです。

5歳から7歳まで、父の仕事の関係で福井の大野市に住んでいました。
太平洋が広がる高知から、今度は360度山に囲まれた盆地です。
城下町で、水の豊かなところです。

でも、そこで環境不適応を起こしたのは多分母です。

私は母と妹と三人でどこかに出かけた、という記憶がほとんどなく、一人で大きな家の中の押し入れでじっとしていたり、空想したり、フラッと風景を探し求めてお散歩したりしながら情景描写を楽しむ生活をしていました。

母親の環境不適応は、私自身の自発性を育むと同時に、母を悲しませたり怒らせたりしちゃいけない、という罪悪感めいたものも育まれたことは確かなようです。

その頃から「口を噤む」という傾向が深くなっていったように思います。

お風呂の板の端切れが爪に挟まり、それを母に伝えられずいたところ、とうとう幼稚園で痛みに耐えきれず泣きだし、先生に気付かれ、病院に担ぎ込まれたことがあります。
結局爪を剥がされ、一層痛い思いをしました。

母との関係は基本的に良いのですが、未だに、肝心なことを親に伝えない傾向は変わりません。

子供は母親の姿(状態)をじっと見つめています。キツイ言葉だとは思いますが…

「テキスト・生き甲斐の心理学」参照

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