五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

感情の整理編

2013年05月03日 | 第2章 五感と体感
自分が湧き出す感情をどのように解消するか?

自分がその湧き出す感情が不安感のひとつであろうなら、その感情は、どんな感情なのでしょう。

その感情からどのように解放されたいのでしょうか?

ほんとうに解放されたいのでしょうか?解決したいのでしょうか?

この問いかけに

「解決したい」という意思が感じられるか、感じられないか、という分岐点に達するまで時間がかかる場合があります。

自分はほんとうにどうしたいのか・・・

自分自身の心に留めて見ても、それが見えない場合のほうが、意外と多いように思います。

何故「解決したい」という思いが湧き上がってこないのでしょう?

人は、生まれてから今日までの生育史を持っています。その生育過程のなかで育まれた生き抜き方は、人それぞれです。
それぞれの生き抜き方は、同時に個性と言う事ができます。生き抜いてきた自分を自分自身が慰労するには、何らかの防衛機制を自らが自らの力で解放しない限り、心底解決したい渇望の感情は湧いてこないかもしれません。

「生き抜き方」を別の言い方で表現するならば、「自分の傾向」とも云う事ができます。

湧き出す感情には、生育過程において学習した生き延び方がぴったりとくっついています。

それは、裏打ちされた紙のようです。

何かに囚われ、湧き出す感情をどう取り扱うかで彷徨っているのであれば、まず自分がどうやって今日まで生き延びてきたかを振り返ってみることがよいようです。
自分で振り返ってみると思い浮かぶことに何らかのパターンがあるかもしれません。
そのパターンに気付くと、自分の考え方や解釈から湧き出す感情が明確に見えてくる場合が多いようです。
もし、それが囚われの考え方や解釈であることを自らが受容した時に、「五臓六腑に沁み渡る納得」の体感が得られるようです。

相談に乗ってくれる人や傾聴者に答えがあるのではありません。
もし、聴いてくれる人の解釈や指摘に惑わされ、一層モヤモヤしているのであれば一旦離れてみると良いかもしれません。

答えは自分の内にあるのですから。

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