五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

心地良い場所の体感

2013年05月08日 | 第2章 五感と体感
私の居心地の良い場所といえば、東大寺本殿裏の講堂跡から二月堂にかけてなのですが、黄土色の土塀の路を歩くと、時空の浸透圧を感じ魂が顕わになるような体感を覚えます。

昨日は鎌倉腰越の勉強会でした。

江の島と富士山を望むお宅で一日を過ごすことも身体をリラックスさせて頭を切り替えるにはもってこいの場所です。

いつものように江の島の先に富士山が見え箱根や伊豆の山々が見渡せると、それだけで安心します。

いつものように見えないと、何か損したような気分になります。

自宅もそうですし、実家も同じです。いつもあるから安心できています。

自分にとっての普遍的な場所が居心地良ければ、それだけで満足します。

でも、それがままらないこともわるわけです。

帰りたくても帰ることのできない場所。
戻したくても戻すことのできない場所。

目で見るものは、知らず知らずのうちに身体全部を使って観ているのです。

匂いも。
音も。
触れることも。
味も。

五感の記憶は、目で見ているものは体感として深く記憶されていくのです。

もし、ままならないことがあるならば、自分の中に在る「体感の記憶」を呼び起こすことは可能です。

叶わないと思うのは、自分の心が自分に鍵をかけているだけのことかもしれません。

心のなかにある自由は、宇宙と同じくらい広いのです。広いはずなのです。

心地良い場所の体感を五感を使ってひとつひとつ大切に意識化することは、将来の自分を活かすエネルギーになるように思います。

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