五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

日本の色と奈良の色

2013年05月09日 | 第2章 五感と体感
高畑から春日大社に抜ける原生林の路は、春になると馬酔木(あせび)の花が咲き、日陰の路が白い炎で灯されたようにほの明るくなります。

奈良を歩くと日本人が育ててきた色の原型に出合います。

若草山もそうです。立春前に山焼きを終え、暫く経つと、徐々に土色の山から黄緑色の色気が差してきます。

土塀を辿りながら、黒い瓦の屋並みを歩けば、天平の頃に時空が飛びます。

そのような色を愉しみながら散策すると、道端に生える雑草さえ古(いにしえ)の色合いのように見えてきます。

藤の花もそろそろ終わりの頃でしょうか。春日大社の巫女さんが差す藤のかんざしと緋色の袴にドキドキする鼓動を思い出しながら、連休明けの助走に少し速さを加えるとしましょうか。。。

6月の奈良の旅が待ちきれない気分を押さえつつも、この時期にしか見ることのできない色に出合いにゆきたしと、、、。

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