勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

羅生門

2007-04-12 23:59:24 | Weblog
 平安の武将・渡辺 綱(わたなべのつな)は、羅生門に出没する鬼退治に出かけ、一条戻り橋の上で切り落とした鬼の腕を持ち帰る。
山渓図鑑より転載

 その鬼の腕に似ていることから付けられた花の名前が「ラショウモンカズラ」。見落としそうな野草だが、名前の由来を知ると面白い。

鬼に関する諺の多いことに驚く。  



渡る世間は鬼ばかり


これはドラマのタイトルです
本当は「渡る世間に鬼はない」ですが
最近の世の中、渡る世間は鬼ばかり、かも知れない



鬼の居ぬ間に洗濯


こわい人がいない間にくつろぐこと
あなたにとっての鬼は誰でしょう?




鬼に金棒


この諺に説明は要らない
1956年のメルボルンオリンピックで
日本人初の鉄棒金メダリスト・小野喬さん
『鬼に金棒・小野に鉄棒』といわれた



鬼の霍乱(かくらん)


霍乱は日射病
健康な人が珍しく病気になること
人を揶揄するときに使われることが多いが
本来は褒め言葉のようです



鬼の空(そら)念仏


残忍冷酷な人間が
表面だけいかにも慈悲深く見せること
(勿忘草の念仏と同じ)



鬼の目にも涙


鬼のような冷酷な者でも
時には慈悲の情を持つことがあるということ
(勿忘草の眼からは時々うろこが落ちます)



鬼も十八番茶も出花


品質の劣る番茶も
出したばかりのときはうまいことから
どんなものでも盛りは美しい
(勿忘草は散りそうです)



鬼も頼めば人食わぬ


鬼もこちらからどうぞ食べてくださいと頼むと
かえって食べないという意から
相手の得意なことでも
こちらから頼むと
もったいぶってやってくれないこと
(勿忘草はいつも人を食って生きています)



心を鬼にする


相手のことを考えて
情にほだされず
意識的に冷たい対応をすること
(勿忘草は顔も鬼です)


まだまだあるようですがこの辺で・・・
2007.04.12