勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

悔し涙

2007-04-23 10:55:40 | Weblog
 昨年7月にダンスの世界に足を踏み入れてわずか9ヶ月、涙ぐましい努力と精進を重ね、めきめきと頭角を現した千春ちゃん。
 去る2月11日に行われたプロの競技会では、学生時代の経験を生かし、初出場にもかかわらず、ノービスという初心者クラスを飛び越え、Dクラス、Cクラス共に優勝を飾った。
 そしてBクラスに昇格した彼女は、更なるステップアップを目指し、再び競技会に挑戦した。
 この世界に入るきっかけを作り、彼女の人生を変えてしまったかもしれない僕にとって、応援に行かないわけにはいかない。
 このクラスになると精鋭も多く、優勝するにはよほどの努力が必要となる。一次予選は簡単に突破し、上位入賞に向けていいスタートを切った。 
 にこやかな笑顔でスピードに乗って踊る彼女は、さすが女優さん。美しさを表現する術を知っている。
 ワルツ・タンゴ・フォックストロット・クイックステップと、スタンダードの各種目ごとに調子も上がってきているようだ。ファインダーを通して見る彼女、落ち着いている。
 リーダーの動きもいい。踊りながらの場所選びも上手く、他のカップルとの交錯もない。

2次予選も無事終了し、結果発表を待つ。
 発表された順位は25位、上位24位までが3次予選に残る。それも1点差による落選である。結果を知らせに来た彼女の眼には悔し涙がにじんでいた。

 競技会はまた行われる。あまりにも順調にきたこの9ヶ月、この悔しさをばねに次回は頑張ってもらおう。
開高健さんのこの言葉を贈って・・・
成熟するためには遠回りをしなければならない
2007.04.22