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勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

うだつの上がる町

2007-04-18 01:27:00 | Weblog
 丘の上に位置する美濃市は、水害には強いが、水利に乏しいため防火対策が必要だったという。屋根の両端に作られた防火壁もそのひとつ。

 その防火壁を「うだつ」というのだそうだ。以前おにぎり君のブログで知ったのだが、今回の岐阜訪問で、初めてそのうだつというものを見た。
小坂家のうだつ(国指定重要文化財)

 本来は防火壁として作られたこのうだつだが、次第に豪商たちが富の象徴として粋を競うようになり、芸術的なデザインは一軒一軒異なり、魅力的なかたちに変わってきたという。

 歴史的価値を持つ、うだつの残る家は全部で19軒あるそうで、歴史と現代を融合させた美しい町並みは、美濃の魅力でもあるようだ。

 このようにうだつは、富裕な家にしか上げられなかったことから、出世できないことの例えとして『うだつが上がらぬ』といわれるようになったとか・・・♪


 和紙と、花みこしと、うだつの町・美濃を堪能し、また、花吹雪の舞う寺尾ヶ原千本桜公園や、川浦(かおれ)渓谷へのドライブ等、楽しい2日間の思い出を胸に、帰途に着く僕の背に、夕陽が「また来いよ」と言っているようだった。

 3日にわたり、岐阜の旅の話にお付き合いくださって、ありがとうございました。また、おにぎり君と、そのご家族の皆さんにも感謝を込めて、ありがとう!
2007.04.18