アイドルというには歳をとり過ぎ、華々しくというには、厚かましさもはなはだしく、それでも知人の誘いに乗って果たした、お茶会デビュー。
鎌倉の鶴岡八幡宮で行われた、宗徧流による献茶式茶会に招かれ、茶道の心得など全くない僕は、何事も経験とばかりに、恐れ多くも、図々しくも、出かけたのです、恐れを知らず。
お点前を拝見しながら、見よう見まねでお菓子とお抹茶をいただき、正客と席主による問答を聞く。
しかし、正座をしている足は痺れはじめ、右へ左へと腰を動かすも、次第に足の感覚がなくなってくる。掛け軸に始まって、お花、茶器などについての問答は、ただでさえわからないのに、それどころではない。わびさびの世界などどこへやら、わさびでもかじって気を引き締めなければと焦る。
20分余りで終った1席目、どうにか立ち上がり2席目を待つ。今度こそは、もっとうまく座って、問答も、お菓子の味も、お抹茶の味も、そしてお点前も、じっくり味わおうと意気込んで臨む。
先ほどで慣れたせいか、腰を動かさなくても大丈夫。余裕を持ってのお茶席は、僕なりに楽しんでさて立ち上がろうとしたが、やはり痺れた足が動かない。立ち上がることさえできなくなった。
茶席の外で待つきれいどころ・・・
高齢の女性も多く、皆さんしゃきっと背筋を伸ばし、どなたもかくしゃくとしている女性ばかり。お茶が身体にいいということはよく聞くが、そのせいだろうか。
そんな中に男は僕一人。皆さんのひんしゅくを買ったかもしれない、初めて体験したお茶会は、痺れるほどの魅力的なものでした。
2007.04.27
先ほどで慣れたせいか、腰を動かさなくても大丈夫。余裕を持ってのお茶席は、僕なりに楽しんでさて立ち上がろうとしたが、やはり痺れた足が動かない。立ち上がることさえできなくなった。
高齢の女性も多く、皆さんしゃきっと背筋を伸ばし、どなたもかくしゃくとしている女性ばかり。お茶が身体にいいということはよく聞くが、そのせいだろうか。
そんな中に男は僕一人。皆さんのひんしゅくを買ったかもしれない、初めて体験したお茶会は、痺れるほどの魅力的なものでした。
2007.04.27