勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

それもまたよし

2007-10-13 00:25:26 | Weblog
 『テッペンカケタカ』と鳴くのはホトトギス。『鳴かぬなら鳴くまで待とう』と言ったのは徳川家康。『テッペンハゲタカ』と泣くのは僕。
 咲かぬなら咲かせて見せよう、と秀吉が言ったかどうかは知らないが、ホトトギスの花が、その花びらに美しい紫点模様を描いて咲いている。
 名前の由来は、鳥のホトトギスの羽の斑紋に見立てて名付けたという。
“♪卯の花の匂う垣根に ホトトギス早も来鳴きて 忍び音洩らす夏は来ぬ”
 と歌われるように、鳥のホトトギスは夏の鳥だが、花のホトトギスは、秋に咲く。

◇ 呼べば答えて ◇
(ホトトギス)

呼べば
答えてくれる人がいる
苦しくても
寂しくても
誰もいなくても

名を呼べる人がいる
しあわせ

-星野富弘さん-

 寂しいとき、悲しいとき、苦しいとき、嬉しいとき、あの人の名を呼んでみよう。そばにいなくても、呼んでも答えてくれなくても、たとえこの世にいなくても、名を呼べる人がいるしあわせ。そばにいればなおしあわせ。あなたにとってあの人は誰?

 松下幸之助さんは「鳴かぬなら それもまたよし ホトトギス」 と言ったとか。

 時鳥、不如帰、杜鵑、雀公鳥、子規、杜宇、沓手鳥、蜀魂。どれもホトトギスと読むらしい。植物のホトトギスは杜鵑草と書くと図鑑にある。僕が好きな字は「時鳥」。