勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

名詮自性

2007-10-19 03:49:33 | Weblog
 名詮自性(みょうせんじしょう)といって、名は体を表すともいう。何十年も付き合ってきた自分の名前、当然愛着が湧く。もっと愛着が湧いて、寝言でその名を呼んでしまう名前もあるもしれない。奥さんやご主人の名前ならそれでもいいが・・・。

 可愛い名前の植物を見つけた。「真弓」という名だという。この木から弓を作ったのでこの名がついたとか。
 これはそのマユミの実だが、この実がはじけると、中から赤い種子が顔を出し、可愛さも増すらしい。
 真弓という名の女性は皆こんな可愛い実を結ぶことを願って、親は名前を付けたのかもしれない。

 最近の親は音の響きや、画数を重視し、字を見ただけでは読めないような個性的な名前を付ける傾向にあるとか。


その一例を挙げると

【虹色】
そら

【想】
こころ

【星彩】
きらら

【航海】
わたる

【騎士】
ないと

【一二三】
わるつ

【七音】
どれみ

 【虹色】(そら)ちゃんは、七色に輝き、【想】(こころ)ちゃんは、優しいこころの持ち主になって欲しいし、【星彩】(きらら)ちゃんは、スターになるかもしれない。【航海】(わたる)君は、海の男?【騎士】(ないと)君は、白馬に乗った、なんとか王子。【一二三】(わるつ )ちゃんは、ダンスの上手い子になって、【七音】(どれみ)ちゃんは音楽家。親の思いはそれぞれだが、名前負けしないことを願う。

 子どものころ、近所に「ツル・カメ」さんと呼ばれるご夫婦がいた。ご主人が「亀吉」さん、奥さんが「つる」さんといった。この二人は、名前が付いた時から結ばれる運命にあったのだろうか。僕の赤い糸がすぐに切れてしまうのは、名前のせいかもしれない。ツル・カメさんが長生きだったかどうかはわからない。