勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

三つの顔

2007-10-18 01:29:48 | Weblog
 初夏6月、真っ赤な蕾は徐々に花開き、暑かった夏の太陽に更に赤く染まり、秋には大きく実った果実が、パッカリと割れ、中からはルビーのような種が現れる柘榴(ざくろ)。
 ザクロの実は人肉の味がするという。子どもを食べる鬼子母神は、代わりにお釈迦様からザクロを与えられたそうだ。そういえば入谷の鬼子母神の境内にはザクロの木が植えられている。そういう訳があったのか。

◇ ざくろ ◇

ここは 何かの中なのでは
ないでしょうか
木の実の中の一粒の種のように

ある日 空がパッカリ割れて
そこに あなたの顔があるような
そんな気がして
ならないのです

-星野富弘さん-

 思い出の中に閉じ込めた三つの顔がある。ある日、空がパッカリ割れて、ひとつでもいい、そこに笑顔が現れたら・・・。そんな夢を見る秋。ザクロを食べれば逢えるだろうか。秋深し・・・♪近頃秋風が急に冷たくなった。

 ザクロの花言葉は「円熟した美」「愚かしさ」だとか。円熟しないで落ちる愚かなザクロもあるのだろうか?僕のように・・・♪