一年間の練習の成果を発表する日が来た。古希を迎えたお客様にとって、時には厳しい要求だったかもしれない。しかし彼女は、ご主人の励ましもあり、音を上げることもなく頑張ってくれた。きついレッスンの後などは、必ず「楽しかったわ」と言ってくれる。その話を聞いた後輩の教師「彼女、おとなですねぇ」と言って笑う。そういうことか・・・♪
今宵は、ご主人や妹さん、お友達の声援のなか、見事に踊りきってくれた。ダンス教室に通うご主人は、いつの日か奥様と踊ることが夢だという。だが、彼女はそれをあまり歓迎していない様子。
踊り終わったあとのこの笑顔は、おとなの彼女が、子どもにかえったようでもあった。視線の先にはご主人がいる。