勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

昨日・今日・明日

2007-10-21 00:30:09 | Weblog
 昨日の記事「縷紅先生」に、はぐれ雲さんから次のようなコメントをいただきました。

昨日を悔いず

今日を奢らず

明日を恐れず

ってなぐあいに今を生きたいものです♪(^^)/

◇ v(=∩_∩=) (はぐれ雲)さん ◇

 彼のブログ では、いつも個性豊かな写真と、時々エッチなお話と、ハッっとするような素晴らしい写真で楽しませていただいています。僕のカメラのアドバイザーでもあり、年齢不詳(笑)ですが、その豊な感性にいつも頼りにしている一人です。

 コメントにいただいたこの深い言葉、皆さんにも紹介させていただこうと思い取り上げた次第です。

相田みつをさんも「縷紅先生」の話の中で、こんなことも言っています。

鎌倉時代の名僧、道元禅師のことばに

愛名(あいみょう)は犯禁(ぼんきん)よりもあし
犯禁(ぼんきん)は一時(いっとき)の非なり
愛名(あいみょう)は一生の累(るい)なり

 というのがあります。愛名というのは、名利を愛すること。名利とは名誉欲と財産欲のこと。人間だれでも持っている欲望です。犯禁というのは戒律を犯すことで、集団生活のきまりを破ることです。

 ところで財産と名誉があれば、世の中カッコよく生きられますね。人間はだれでもカッコよく生きたいという願望があります。人間は、なんて他人(ひと)ごとじゃありません。自分がそうです。そこで私は、この愛名のことを「自分をカッコよく見せようとする思い」と、素人考えで勝手な解釈をつけております。

 自分をカッコよく見せようとする愛名は、集団生活の決まりを破る犯禁よりも悪いぞ、と道元禅師はきびしく言っているのです。なぜでしょうか?

 犯禁は一時的なものですから「うん、悪かった。もう絶対やらぬ」と、本気で決意すればいっぺんで直ります。ところが、自分をカッコよく見せようとする『愛名』の方は、心の中の問題ですから外からは見えません。それだけ始末が悪いんです。

 自分をよく見せたいという『愛名』の方は一生のわざわい『累』になるというのです。私など愛名の固まりです。Uさんの草刈の姿には、愛名が全くありません。

-相田みつをさん-

 はぐれ雲さんの言葉 『昨日を悔いず 今日を奢(おご)らず 明日を恐れず」には、相田さんの言う、愛名の話しに共通するところがあり、「自分をカッコよく見せたい」という、名誉欲と金銭欲ばかりの我が身を戒め、悔いず、奢らず、恐れず、今を生きる指針にしたいと思いました。でも難しいなぁ♪

◇ ただ ◇

花には人間のような
かけひきが
ないからいい

ただ咲いて
ただ散ってゆく
からいい

ただになれない
人間のわたし

-みつをさん-