![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/b9/f8f5cace743ac1acde51a5563bd5e7b1.jpg)
■メイン写真
コスモスが咲く恭仁京跡から、三上山とオガヤ山を望む
■今回のコース
加茂駅⇒恭仁京跡→デレーケ堰堤→海住山寺→林道出合→(冒険の道)→三上山→
(かいがけの道)→棚倉駅
このところ雨の日が続いている。「秋晴れ」は、今シーズンはみられないのか。
この日は、なんとか雨が降らないとのことで、しびれを切らして山へ。
とはいっても、青空は天空のごく一部。大部分は雲に覆われている。
恭仁京跡が今回のスタート地点だ。
恭仁(くに)京は、足掛け5年だけ、都が置かれた。
740年(天平12年)の年の瀬に聖武天皇が平城京から遷都。744年(天平16年)には
難波宮へ再び遷都された。
この短い間に、国分寺・国分尼寺建立の詔(741年)、大仏造立の詔、墾田永年私財法
(743年)が出され「歴史上極めて重要な時期(木津川市観光ガイドホームページ)」と
される。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/48/9f50bfc31f30d3cd10a27e756535970a.jpg)
瓶原大井手用水を通る。瓶原は、「みかのはら」と読む。
すぐ近くを流れる木津川が「泉川」と呼ばれていた。
こう書けば、和歌を知る人ならすぐ思い浮かぶだろう。
「みかの原 わきて流るる泉川 いつ見きとてか 恋しかるらむ」中納言藤原兼輔。
「新古今和歌集」恋・996、「小倉百人一首」27番に収録の有名な和歌がある。
兼輔は加茂の河畔あたりに住んでいたそうだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/04/3410f114c51522959b3cf1a48b68d18d.jpg)
デレーケ堰堤。
明治時代のお雇い土木技師で、オランダ人で、「砂防の父」と呼ばれるデレーケが
設計した石積みの堰堤。
枯れた竹が覆いかぶさって、ちょっとフォトジェニックではなくなっていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/66/8590c90332baafb36e9459a4a87937c4.jpg)
山道に入って、雑木林を抜けると、海住山寺(かいじゅうせんじ)に着く。
この寺の創建は735年(天平7年)。聖武天皇が良弁僧正に命じて建立させ、
十一面観音菩薩を安置した。その後1137年に焼失したが、1208年、笠置寺の
解脱上人貞慶が草庵を結び、補陀洛山海住山寺と名づけた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/5d/a648ec0a25873d8fa1a89a2d262043b6.jpg)
国宝の五重塔は、1214年の建立。心柱が初層で止められている珍しい構造だと
いうが、建築はまるで素人のMr.Dashには、よくわからなかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/3c/8a5bf602abd568b66930c55eac51ce6d.jpg)
境内を上部に抜けると、加茂の市街が一望できる広場に出る。
大野山、鹿背山が眼下に望める。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/e8/82790182cd4907199ebe8b3370af1fb7.jpg)
奥へ続く山道をたどり、小尾根を越え、沢を渡渉する。
すぐに、森林公園から続く林道に合流し、しばらく林道を歩く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/f8/21c203df9f5b16d27e3650c47e961ab9.jpg)
冒険の道で、ふたたび山道へ。急登といってもたかが知れている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/9f/b325a00a9608bbd9ab292e6e6178e80c.jpg)
ほんのひと登りで、三上山の山頂展望台に到着。ここも久しぶりに来た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/30/62237b02f936e5fa482e8215896fddf3.jpg)
薄曇りなのが残念だが、金剛・生駒山系、六甲から北摂の山々、京都の愛宕山に
至るまでの超ワイドビューが待っていてくれた。
遅めのランチを手早くすませ、雨が降らないうちに下山にとりかかる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/92/c1e5b4e0a6229d7d4d7aad1d8da41b65.jpg)
下山は「かいがけの道」にした。いちばん最後まで山道を歩けるルートだからだ。
前半は、あれやこれやと見どころが続いたが、ここからはやや単調な尾根道。
しかしその分、雑木林の自然に視線がきちんと届く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/56/d1bc48fc4b0df7e2edb581205a316a90.jpg)
道中、アケビが多い。すでにほとんど落ちてしまっていたが、中にはこんなのも。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/e8/6bc31c839c1fbbc2d0ae9c82dd39932e.jpg)
こんな大きなキノコも見つけた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/39/6c93914c5e1cb094f22f91d11d2b793d.jpg)
この季節に狂い咲きしているモチツツジ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/b5/2eb7a28864d970844f9b083b695963ab.jpg)
錆びた重機が草むらに眠っているあたりから、歩きやすい幅広の林道になる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/18/9c896e01d566b0e70c01dc8ad7d91fb7.jpg)
もうフユイチゴが実っていた。
後半は判断が難しい分岐が幾つか続き、真剣モードで読図しながら下山。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/eb/281cf4fd6583e6d10e9f1059f0ad1e0c.jpg)
幸い、迷うことなく里に出て、養魚池の脇でツリガネニンジンを発見。
いろんな季節の植物が混在していたなぁ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/da/56bf701fe511949d98260a3513023712.jpg)
JR棚倉駅に無事到着。天気は持ちこたえてくれた。
※初心者から楽しめる遊山トレッキングサービスの登山教室は、「ここをクリック」!!
コスモスが咲く恭仁京跡から、三上山とオガヤ山を望む
■今回のコース
加茂駅⇒恭仁京跡→デレーケ堰堤→海住山寺→林道出合→(冒険の道)→三上山→
(かいがけの道)→棚倉駅
このところ雨の日が続いている。「秋晴れ」は、今シーズンはみられないのか。
この日は、なんとか雨が降らないとのことで、しびれを切らして山へ。
とはいっても、青空は天空のごく一部。大部分は雲に覆われている。
恭仁京跡が今回のスタート地点だ。
恭仁(くに)京は、足掛け5年だけ、都が置かれた。
740年(天平12年)の年の瀬に聖武天皇が平城京から遷都。744年(天平16年)には
難波宮へ再び遷都された。
この短い間に、国分寺・国分尼寺建立の詔(741年)、大仏造立の詔、墾田永年私財法
(743年)が出され「歴史上極めて重要な時期(木津川市観光ガイドホームページ)」と
される。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/48/9f50bfc31f30d3cd10a27e756535970a.jpg)
瓶原大井手用水を通る。瓶原は、「みかのはら」と読む。
すぐ近くを流れる木津川が「泉川」と呼ばれていた。
こう書けば、和歌を知る人ならすぐ思い浮かぶだろう。
「みかの原 わきて流るる泉川 いつ見きとてか 恋しかるらむ」中納言藤原兼輔。
「新古今和歌集」恋・996、「小倉百人一首」27番に収録の有名な和歌がある。
兼輔は加茂の河畔あたりに住んでいたそうだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/04/3410f114c51522959b3cf1a48b68d18d.jpg)
デレーケ堰堤。
明治時代のお雇い土木技師で、オランダ人で、「砂防の父」と呼ばれるデレーケが
設計した石積みの堰堤。
枯れた竹が覆いかぶさって、ちょっとフォトジェニックではなくなっていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/66/8590c90332baafb36e9459a4a87937c4.jpg)
山道に入って、雑木林を抜けると、海住山寺(かいじゅうせんじ)に着く。
この寺の創建は735年(天平7年)。聖武天皇が良弁僧正に命じて建立させ、
十一面観音菩薩を安置した。その後1137年に焼失したが、1208年、笠置寺の
解脱上人貞慶が草庵を結び、補陀洛山海住山寺と名づけた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/5d/a648ec0a25873d8fa1a89a2d262043b6.jpg)
国宝の五重塔は、1214年の建立。心柱が初層で止められている珍しい構造だと
いうが、建築はまるで素人のMr.Dashには、よくわからなかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/3c/8a5bf602abd568b66930c55eac51ce6d.jpg)
境内を上部に抜けると、加茂の市街が一望できる広場に出る。
大野山、鹿背山が眼下に望める。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/e8/82790182cd4907199ebe8b3370af1fb7.jpg)
奥へ続く山道をたどり、小尾根を越え、沢を渡渉する。
すぐに、森林公園から続く林道に合流し、しばらく林道を歩く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/f8/21c203df9f5b16d27e3650c47e961ab9.jpg)
冒険の道で、ふたたび山道へ。急登といってもたかが知れている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/9f/b325a00a9608bbd9ab292e6e6178e80c.jpg)
ほんのひと登りで、三上山の山頂展望台に到着。ここも久しぶりに来た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/30/62237b02f936e5fa482e8215896fddf3.jpg)
薄曇りなのが残念だが、金剛・生駒山系、六甲から北摂の山々、京都の愛宕山に
至るまでの超ワイドビューが待っていてくれた。
遅めのランチを手早くすませ、雨が降らないうちに下山にとりかかる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/92/c1e5b4e0a6229d7d4d7aad1d8da41b65.jpg)
下山は「かいがけの道」にした。いちばん最後まで山道を歩けるルートだからだ。
前半は、あれやこれやと見どころが続いたが、ここからはやや単調な尾根道。
しかしその分、雑木林の自然に視線がきちんと届く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/56/d1bc48fc4b0df7e2edb581205a316a90.jpg)
道中、アケビが多い。すでにほとんど落ちてしまっていたが、中にはこんなのも。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/e8/6bc31c839c1fbbc2d0ae9c82dd39932e.jpg)
こんな大きなキノコも見つけた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/39/6c93914c5e1cb094f22f91d11d2b793d.jpg)
この季節に狂い咲きしているモチツツジ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/b5/2eb7a28864d970844f9b083b695963ab.jpg)
錆びた重機が草むらに眠っているあたりから、歩きやすい幅広の林道になる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/18/9c896e01d566b0e70c01dc8ad7d91fb7.jpg)
もうフユイチゴが実っていた。
後半は判断が難しい分岐が幾つか続き、真剣モードで読図しながら下山。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/eb/281cf4fd6583e6d10e9f1059f0ad1e0c.jpg)
幸い、迷うことなく里に出て、養魚池の脇でツリガネニンジンを発見。
いろんな季節の植物が混在していたなぁ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/da/56bf701fe511949d98260a3513023712.jpg)
JR棚倉駅に無事到着。天気は持ちこたえてくれた。
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