日出ヶ岳の西尾根には、以前はなかった鹿除けの金網が左側にできている。ここは、霧の際には県境標石を拾っていくような尾根だったが、これなら柵に沿って進めば迷わないだろうが、同時に、軽い失望を感じる。ササは以前に比べずいぶん背が低くなって、歩きやすくなった。
巴岳、川上辻、名古屋岳を経て、如来月(地形図の1654mピーク)と、すっかり歩きやすくなった踏み跡をたどっていく。最後の急坂をこなすと、急に眼前が開けた。三津河落山に着いたのだ。今日は、午後になってもガスが出ず、視界はクリアなまま。それどころか、雲ひとつない。
三津河落山のなだらかな山頂からは、大台辻に続く尾根と、左の大和岳に延びる稜線は、樹木もまばらで、笹原が続いている。北側には台高山脈の重々たる山並み。人家も、送電線もない風景が目の前いっぱいに広がり、すばらしい。パーティ一同、しばらく息をのんでこの雄大な風景を眺めていた。
今日は、ハードなコースではない。時間もまだある。H田さんは画材を取り出し、スケッチを始める。Mr.Dashは持ってきたハーモニカを吹く。昨日遅くまで仕事をしていたT中さんは、やっぱり少々お疲れか、笹原でコックリコックリ。それぞれが、のんびり秋の昼下がりを過ごす、命の洗濯だ。こういうハイキングも、たまにはいいな。
このあと、入之波温泉に寄って脱衣所でビックリ。沢登りの達人、先月もお世話になったM村さんにバッタリ会った。世界は狭いというが、それにしても奇遇だ。M村さん、なんと今日も沢に出かけていたという。初めて山で知り合ったのも11月初旬だったから、この人にとってはまだ沢の季節なのだ。いやいや、すごい。
巴岳、川上辻、名古屋岳を経て、如来月(地形図の1654mピーク)と、すっかり歩きやすくなった踏み跡をたどっていく。最後の急坂をこなすと、急に眼前が開けた。三津河落山に着いたのだ。今日は、午後になってもガスが出ず、視界はクリアなまま。それどころか、雲ひとつない。
三津河落山のなだらかな山頂からは、大台辻に続く尾根と、左の大和岳に延びる稜線は、樹木もまばらで、笹原が続いている。北側には台高山脈の重々たる山並み。人家も、送電線もない風景が目の前いっぱいに広がり、すばらしい。パーティ一同、しばらく息をのんでこの雄大な風景を眺めていた。
今日は、ハードなコースではない。時間もまだある。H田さんは画材を取り出し、スケッチを始める。Mr.Dashは持ってきたハーモニカを吹く。昨日遅くまで仕事をしていたT中さんは、やっぱり少々お疲れか、笹原でコックリコックリ。それぞれが、のんびり秋の昼下がりを過ごす、命の洗濯だ。こういうハイキングも、たまにはいいな。
このあと、入之波温泉に寄って脱衣所でビックリ。沢登りの達人、先月もお世話になったM村さんにバッタリ会った。世界は狭いというが、それにしても奇遇だ。M村さん、なんと今日も沢に出かけていたという。初めて山で知り合ったのも11月初旬だったから、この人にとってはまだ沢の季節なのだ。いやいや、すごい。