
■メイン写真
章魚頭姿山の頂上展望台
■今回のコース
和歌浦漁港駐車場→紀州東照宮→潮騒の小径入口→天神山→和歌浦天満宮→章魚頭姿山→
田野の切通し→沖見橋→トンガの鼻→雑賀崎灯台→蓬莱岩→和歌浦漁港駐車場
かつてはロープウェイが通り、山頂に回転展望台レストランが建ち、桜の名所として観光客を
大いに集めた章魚頭姿山(高津子山:たこずしやま)は、今では当時の施設がほぼ完全撤去され、
なかば公園化されているとはいえ、緑が戻ってきている。絶景は健在だ。
この日は"夏日"が予想される、今年いちばんの暑さになる模様。
低山なので、水分を適切に補給し、とにかく暑さバテを防ぐようにしなければ。

和歌浦漁港駐車場にクルマを置き、まずは紀州東照宮をめざす。
御手洗池の橋を渡る。この池、水は海水なのか、クロダイの群れが悠然と泳いでいる。

侍坂と呼ばれる長い石段の上に、紀州東照宮が見える。
徳川家ゆかりの神社で、祭神は徳川家康と、初代紀州藩主・徳川頼宣(家康の10男)だ。

紀州東照宮の本殿は重要文化財で、左甚五郎作の細工もある。

潮騒の小径入口から、天神山、章魚頭姿山へと続く「潮騒の小径」に入る。

頭上の樹の枝が不自然に揺れているので見上げたら、タイワンリスがいた。
写真はちょっと見づらいが、確かに長いふさふさのシッポが見える。

トキワツユクサ。

マルバウツギ。

天神山の山頂は、樹木に囲まれた狭い場所。

和歌浦天満宮に寄り道する途中、役行者祠があった。
こんなビッグな神社に囲まれた地にも、修験の息吹が感じられる。

和歌浦天満宮は、京都の北野天満宮、福岡の太宰府天満宮とともに、「三菅廟」と
される。ただし、「三菅廟(日本三大天神)」には諸説あり、和歌浦が入っているのは、
道真自身が訪れた地であり、藤原公任の詠歌にあることが理由だという。
かつて観光地化されていた低山なので、半分、庭にあるような植物や帰化植物も多い。

ヒメオウギ。

ニワゼキショウ。

章魚頭姿山の山頂には、今は展望台が建っている。
そうか、ここに回転展望台レストランがあったのか…
1997年に撤去されたらしいロープウェイの遺構もほとんどなく、今は緑の公園という感じ。
周辺にはサクラがたくさん植えられている。
展望台に上がってみると、大絶景が待っていた。片男波の長く続く浜辺が美しい。
淡路島、友ヶ島、加太から四国山、紀泉アルプスまで、眺めは最高だ。
展望台の下で直射日光を避けて昼食を摂った。トンビが上空を飛び回るので、弁当を
かっさらわれないよう用心しながら食べた。

トベラの花。南方に来た実感。

田野の切通しを抜ける。我々はこの上の尾根筋を歩いてきたのだが、切通しがあるため、
一度、ここに下りてくる必要がある。

キキョウラン。

たまに、不思議な模様が残る樹を見かけるが、これはタイワンリスが樹皮をはぎ取ることで
できる、いわば傷跡である。

ハクチョウゲ。

沖見橋を渡る。ここも下は切通しになっていて、バスが通る道になっている。

センダンの花。

ユスラウメの実。
全体に、ふだんなじみが薄い植物が多く、興味深い。

トンガの鼻にある、砲台跡の算木積石垣。

トンガの鼻から番所の鼻、大島を眺める。
逆側からは、目を凝らせば和歌山城も見える。

雑賀崎灯台にも足を延ばす。
1960年(昭和35年)に和歌山市が観光用の展望施設を整備し、海上保安庁が上部に灯台を
設置したもの。2017年(平成29年)には、文化庁が日本遺産「絶景の宝庫 和歌の浦」を構成
する景勝地として認定した。当然、ここからの絶景もすばらしい。
山のほうを振り返ると、さっきまでいた章魚頭姿山の展望台が見て取れた。

狭い路地に、ぎゅっと詰まったような住宅街の坂をひたすら下り、雑賀崎港へ向かう。

雑賀崎漁港では、漁船ごとにテントが立てられ、新鮮な魚介の即売市が開かれていた。
トロ箱買いでたいへん安いのだが、この暑さの中、まだ駐車地までは時間がかかる。
残念ながらお買い物は見送り。

あとはバス道や海岸沿いを歩く。奇岩・蓬莱岩で記念写真。
暑さに参ったが、ルート途中に飲料水の自販機があって助かった。
章魚頭姿山の頂上展望台
■今回のコース
和歌浦漁港駐車場→紀州東照宮→潮騒の小径入口→天神山→和歌浦天満宮→章魚頭姿山→
田野の切通し→沖見橋→トンガの鼻→雑賀崎灯台→蓬莱岩→和歌浦漁港駐車場
かつてはロープウェイが通り、山頂に回転展望台レストランが建ち、桜の名所として観光客を
大いに集めた章魚頭姿山(高津子山:たこずしやま)は、今では当時の施設がほぼ完全撤去され、
なかば公園化されているとはいえ、緑が戻ってきている。絶景は健在だ。
この日は"夏日"が予想される、今年いちばんの暑さになる模様。
低山なので、水分を適切に補給し、とにかく暑さバテを防ぐようにしなければ。

和歌浦漁港駐車場にクルマを置き、まずは紀州東照宮をめざす。
御手洗池の橋を渡る。この池、水は海水なのか、クロダイの群れが悠然と泳いでいる。

侍坂と呼ばれる長い石段の上に、紀州東照宮が見える。
徳川家ゆかりの神社で、祭神は徳川家康と、初代紀州藩主・徳川頼宣(家康の10男)だ。

紀州東照宮の本殿は重要文化財で、左甚五郎作の細工もある。

潮騒の小径入口から、天神山、章魚頭姿山へと続く「潮騒の小径」に入る。

頭上の樹の枝が不自然に揺れているので見上げたら、タイワンリスがいた。
写真はちょっと見づらいが、確かに長いふさふさのシッポが見える。

トキワツユクサ。

マルバウツギ。

天神山の山頂は、樹木に囲まれた狭い場所。

和歌浦天満宮に寄り道する途中、役行者祠があった。
こんなビッグな神社に囲まれた地にも、修験の息吹が感じられる。

和歌浦天満宮は、京都の北野天満宮、福岡の太宰府天満宮とともに、「三菅廟」と
される。ただし、「三菅廟(日本三大天神)」には諸説あり、和歌浦が入っているのは、
道真自身が訪れた地であり、藤原公任の詠歌にあることが理由だという。
かつて観光地化されていた低山なので、半分、庭にあるような植物や帰化植物も多い。

ヒメオウギ。

ニワゼキショウ。

章魚頭姿山の山頂には、今は展望台が建っている。
そうか、ここに回転展望台レストランがあったのか…
1997年に撤去されたらしいロープウェイの遺構もほとんどなく、今は緑の公園という感じ。
周辺にはサクラがたくさん植えられている。
展望台に上がってみると、大絶景が待っていた。片男波の長く続く浜辺が美しい。
淡路島、友ヶ島、加太から四国山、紀泉アルプスまで、眺めは最高だ。
展望台の下で直射日光を避けて昼食を摂った。トンビが上空を飛び回るので、弁当を
かっさらわれないよう用心しながら食べた。

トベラの花。南方に来た実感。

田野の切通しを抜ける。我々はこの上の尾根筋を歩いてきたのだが、切通しがあるため、
一度、ここに下りてくる必要がある。

キキョウラン。

たまに、不思議な模様が残る樹を見かけるが、これはタイワンリスが樹皮をはぎ取ることで
できる、いわば傷跡である。

ハクチョウゲ。

沖見橋を渡る。ここも下は切通しになっていて、バスが通る道になっている。

センダンの花。

ユスラウメの実。
全体に、ふだんなじみが薄い植物が多く、興味深い。

トンガの鼻にある、砲台跡の算木積石垣。

トンガの鼻から番所の鼻、大島を眺める。
逆側からは、目を凝らせば和歌山城も見える。

雑賀崎灯台にも足を延ばす。
1960年(昭和35年)に和歌山市が観光用の展望施設を整備し、海上保安庁が上部に灯台を
設置したもの。2017年(平成29年)には、文化庁が日本遺産「絶景の宝庫 和歌の浦」を構成
する景勝地として認定した。当然、ここからの絶景もすばらしい。
山のほうを振り返ると、さっきまでいた章魚頭姿山の展望台が見て取れた。

狭い路地に、ぎゅっと詰まったような住宅街の坂をひたすら下り、雑賀崎港へ向かう。

雑賀崎漁港では、漁船ごとにテントが立てられ、新鮮な魚介の即売市が開かれていた。
トロ箱買いでたいへん安いのだが、この暑さの中、まだ駐車地までは時間がかかる。
残念ながらお買い物は見送り。

あとはバス道や海岸沿いを歩く。奇岩・蓬莱岩で記念写真。
暑さに参ったが、ルート途中に飲料水の自販機があって助かった。