Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2014年5月11日(日) 奥武蔵・名栗川白谷沢に沢歩き

2014年05月18日 | 沢登りの記録
■メイン写真
クライマックスの白孔雀ノ滝(10m)を見上げる

■この日のコース
JR飯能⇒(国際興業バス)⇒さわらびの湯→白谷橋(棒ノ折山登山口)→
3段滝(計10m)→藤懸ノ滝→天狗滝→白孔雀ノ滝→上部(平流、引き返す)→
白谷橋→さわらびの湯(入浴)→飯能(宴会)

仕事が忙しすぎて、睡眠時間すら十分にとれず、先週のブログも書く暇がなかった。
それどころか仕事ごときで疲労困憊し、とうとうこの土日は山に行かずじまい。
それでも夏用のスーツを追加購入したり、洗濯したりで時間は消えていく。
なんのために生きているのかよく分からん、東京での半年である。

さて、同じ会社の同じビルにいるN田嬢から、沢に連れて行ってほしいと
いうことで先日、池田フェイスでの基礎練習を実施したが、今日が初めての"本番"の沢登り。

とはいえN田嬢は、ほとんど登山初心者。
いきなり本格的な沢は無理なので、登山道がすぐ横についている、
名栗川白谷沢を選んだ。Mr.Dashも初めて行く沢だが、だいたい予想はつく。

今日は、奈良からともちゃんも上京し、Mーちゃんも参加してくれた。
男1人に女3人の、おいしい遡行である。



来月、某アウトドア雑誌にMr.Dashが載ることになり、
さわらびの湯でカメラマンの撮影を受ける。
うーん、俺は載るより自分で記事を書きたいのだが・・・



有馬ダムから見た名栗湖。向こうに見える山稜は有馬尾根か。
いずれにせよ晴れてよかった。

白谷橋の登山口にある、有馬の湧水は涸れていた。



登山道を15分ほど登ったあたりで道を外れ、急斜面を無理やり下る。
道のないところを平気で下りる一行に対し、戸惑うN田嬢。



水流に到着。N田嬢の記念すべき「沢の第一歩」である。

早速、遡行にかかる。しばらくは小滝ばかり。このあたり総称し飛龍ノ滝と
呼ぶとの情報も得ている。
フラットフッティングと3点支持を意識してもらいながらゆっくり進む。



3段10m滝(三次ノ滝と呼ぶとの情報を得ている)は、個人的には非常に面白く
登らせてもらったが、メンバーにはちょっと困難。早々にザイルを出す。
N田嬢にとっては、ものすごい難所に見えたことだろう。



写真は一番上の3段目だが、2段目がホールド、スタンスとも小さくて難儀する。
2段目の上部にハーケン、3段目の岩にリングボルトあり。役に立った。
トポには、この3段滝は巻くと記されていた。



やがて登山道が沢伝いに絡んでくる。
藤懸ノ滝かな?
ここは時間も押していたので登山道を巻いた。



続く天狗滝は、倒木が滝の中に埋もれていたので登攀を諦める。
もっともここも、トポには登山道を巻け、とあったので、もともと
登るのは無理なのかもしれない。



両岸の岩が大きく立ちはだかり、見事なゴルジュが出てきた。
これは見事だ。
左にも右にも逃げられず、登山道でさえも、なかば沢の中を通らざるを得ない。
左岸のわずかな弱点を突き、登山道が付けられていた。
ちゃんと柵と鎖が付けられている。
棒ノ折山から下山してくる登山者の注目を集めながら、我々はゴルジュを
正面突破する。



小滝を登ったら、沢はやや右に進路を変え、回り込むと白孔雀ノ滝が
その姿を現した。女性陣だけの記念写真を撮る。この時、足が水中の
ヘドロ化した柔らかい泥にのめりこんだが、これが臭かった。
生き物の死体でも沈んでいたのかもしれない。

白孔雀ノ滝は、ちょっと見れば、右から取り付き、途中で滝芯の方に
行けば登れることが読み取れる。しかし、やや高度感があるのと、
ザイル確保した場合、登攀者が落ちた際に滝側の岩に向かって大きく振られる
可能性がある。さっきの3段滝で、N田嬢は3度ほど完全にザイル頼みに
なっていたので、ここは無理したくない。
そくで途中から右にトラバースして登山道に取り付くルートを選んだ。
これならノーザイルでOK。

難関を突破し、平流となったところで遡行終了とする。
棒ノ折山の山頂へは、まだ標高差が500m近くある。N田嬢は緊張も
あったのだろう、疲労の色が見え始めていた。まあ仕方ない(笑)。



登山道を引き返す中、先ほどのゴルジュを上から見る。う~ん、迫力。
来てよかった白谷沢。意外なご褒美だ。



無事に下山し、さわらびの湯で入浴。かなり混んでおり、リラックスする
間もなく、そそくさと上がったが、湯の質自体は悪くない。
風呂上がりのビールは最高だった。

N田嬢、お見事、デビューを飾れました。これからも、よろしく!
Mr.Dashも、リクエストを頂いたおかげで、初めて関東の沢を歩けました。
ともちゃん、Mーちゃん、サポートありがとう。

今回のコース選定にあたっては、転勤が決まった時に、送別記念にと
IM川さんがくれた「ウォーターウォーキング(白山書房)」を
熟読した。本格的な沢登りは敢えて載せず、沢と親しむ手ごろな
コースばかりで、こうした山行にはピッタリのガイド本だ。

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