![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/5a/27be1d0b9823b9ca866023e3061fb23f.jpg)
■メイン写真
クライマックスの白孔雀ノ滝(10m)を見上げる
■この日のコース
JR飯能⇒(国際興業バス)⇒さわらびの湯→白谷橋(棒ノ折山登山口)→
3段滝(計10m)→藤懸ノ滝→天狗滝→白孔雀ノ滝→上部(平流、引き返す)→
白谷橋→さわらびの湯(入浴)→飯能(宴会)
仕事が忙しすぎて、睡眠時間すら十分にとれず、先週のブログも書く暇がなかった。
それどころか仕事ごときで疲労困憊し、とうとうこの土日は山に行かずじまい。
それでも夏用のスーツを追加購入したり、洗濯したりで時間は消えていく。
なんのために生きているのかよく分からん、東京での半年である。
さて、同じ会社の同じビルにいるN田嬢から、沢に連れて行ってほしいと
いうことで先日、池田フェイスでの基礎練習を実施したが、今日が初めての"本番"の沢登り。
とはいえN田嬢は、ほとんど登山初心者。
いきなり本格的な沢は無理なので、登山道がすぐ横についている、
名栗川白谷沢を選んだ。Mr.Dashも初めて行く沢だが、だいたい予想はつく。
今日は、奈良からともちゃんも上京し、Mーちゃんも参加してくれた。
男1人に女3人の、おいしい遡行である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/ea/bee7c9b04b02e48fe6522b7b27160804.jpg)
来月、某アウトドア雑誌にMr.Dashが載ることになり、
さわらびの湯でカメラマンの撮影を受ける。
うーん、俺は載るより自分で記事を書きたいのだが・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/68/82f807b5c016bdf2aedafb65be1352da.jpg)
有馬ダムから見た名栗湖。向こうに見える山稜は有馬尾根か。
いずれにせよ晴れてよかった。
白谷橋の登山口にある、有馬の湧水は涸れていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/12/d0e8c9fd9c82b4e3ad7ac5612021c67a.jpg)
登山道を15分ほど登ったあたりで道を外れ、急斜面を無理やり下る。
道のないところを平気で下りる一行に対し、戸惑うN田嬢。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/9b/63b9a55f7614cc7840ddf79919984756.jpg)
水流に到着。N田嬢の記念すべき「沢の第一歩」である。
早速、遡行にかかる。しばらくは小滝ばかり。このあたり総称し飛龍ノ滝と
呼ぶとの情報も得ている。
フラットフッティングと3点支持を意識してもらいながらゆっくり進む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/4b/49f442ca474523416b74e9911765fb8a.jpg)
3段10m滝(三次ノ滝と呼ぶとの情報を得ている)は、個人的には非常に面白く
登らせてもらったが、メンバーにはちょっと困難。早々にザイルを出す。
N田嬢にとっては、ものすごい難所に見えたことだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/bc/2e4b65a8d836cc7b4f25480997c35d90.jpg)
写真は一番上の3段目だが、2段目がホールド、スタンスとも小さくて難儀する。
2段目の上部にハーケン、3段目の岩にリングボルトあり。役に立った。
トポには、この3段滝は巻くと記されていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/57/25dac78ea9a202dabb683ada2fa3d05f.jpg)
やがて登山道が沢伝いに絡んでくる。
藤懸ノ滝かな?
ここは時間も押していたので登山道を巻いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/61/ebbf5512f48e20f320a671534f39f3d9.jpg)
続く天狗滝は、倒木が滝の中に埋もれていたので登攀を諦める。
もっともここも、トポには登山道を巻け、とあったので、もともと
登るのは無理なのかもしれない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/6e/825779dfe4088554185a6b36b0e485a9.jpg)
両岸の岩が大きく立ちはだかり、見事なゴルジュが出てきた。
これは見事だ。
左にも右にも逃げられず、登山道でさえも、なかば沢の中を通らざるを得ない。
左岸のわずかな弱点を突き、登山道が付けられていた。
ちゃんと柵と鎖が付けられている。
棒ノ折山から下山してくる登山者の注目を集めながら、我々はゴルジュを
正面突破する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/50/28951182bc7f8ebacb2aa6523c4707cb.jpg)
小滝を登ったら、沢はやや右に進路を変え、回り込むと白孔雀ノ滝が
その姿を現した。女性陣だけの記念写真を撮る。この時、足が水中の
ヘドロ化した柔らかい泥にのめりこんだが、これが臭かった。
生き物の死体でも沈んでいたのかもしれない。
白孔雀ノ滝は、ちょっと見れば、右から取り付き、途中で滝芯の方に
行けば登れることが読み取れる。しかし、やや高度感があるのと、
ザイル確保した場合、登攀者が落ちた際に滝側の岩に向かって大きく振られる
可能性がある。さっきの3段滝で、N田嬢は3度ほど完全にザイル頼みに
なっていたので、ここは無理したくない。
そくで途中から右にトラバースして登山道に取り付くルートを選んだ。
これならノーザイルでOK。
難関を突破し、平流となったところで遡行終了とする。
棒ノ折山の山頂へは、まだ標高差が500m近くある。N田嬢は緊張も
あったのだろう、疲労の色が見え始めていた。まあ仕方ない(笑)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/16/480888586d584726f5090c8ae6bae93e.jpg)
登山道を引き返す中、先ほどのゴルジュを上から見る。う~ん、迫力。
来てよかった白谷沢。意外なご褒美だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/e8/66dba5354133708f3d11b8cb2afa0dcb.jpg)
無事に下山し、さわらびの湯で入浴。かなり混んでおり、リラックスする
間もなく、そそくさと上がったが、湯の質自体は悪くない。
風呂上がりのビールは最高だった。
N田嬢、お見事、デビューを飾れました。これからも、よろしく!
Mr.Dashも、リクエストを頂いたおかげで、初めて関東の沢を歩けました。
ともちゃん、Mーちゃん、サポートありがとう。
今回のコース選定にあたっては、転勤が決まった時に、送別記念にと
IM川さんがくれた「ウォーターウォーキング(白山書房)」を
熟読した。本格的な沢登りは敢えて載せず、沢と親しむ手ごろな
コースばかりで、こうした山行にはピッタリのガイド本だ。
クライマックスの白孔雀ノ滝(10m)を見上げる
■この日のコース
JR飯能⇒(国際興業バス)⇒さわらびの湯→白谷橋(棒ノ折山登山口)→
3段滝(計10m)→藤懸ノ滝→天狗滝→白孔雀ノ滝→上部(平流、引き返す)→
白谷橋→さわらびの湯(入浴)→飯能(宴会)
仕事が忙しすぎて、睡眠時間すら十分にとれず、先週のブログも書く暇がなかった。
それどころか仕事ごときで疲労困憊し、とうとうこの土日は山に行かずじまい。
それでも夏用のスーツを追加購入したり、洗濯したりで時間は消えていく。
なんのために生きているのかよく分からん、東京での半年である。
さて、同じ会社の同じビルにいるN田嬢から、沢に連れて行ってほしいと
いうことで先日、池田フェイスでの基礎練習を実施したが、今日が初めての"本番"の沢登り。
とはいえN田嬢は、ほとんど登山初心者。
いきなり本格的な沢は無理なので、登山道がすぐ横についている、
名栗川白谷沢を選んだ。Mr.Dashも初めて行く沢だが、だいたい予想はつく。
今日は、奈良からともちゃんも上京し、Mーちゃんも参加してくれた。
男1人に女3人の、おいしい遡行である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/ea/bee7c9b04b02e48fe6522b7b27160804.jpg)
来月、某アウトドア雑誌にMr.Dashが載ることになり、
さわらびの湯でカメラマンの撮影を受ける。
うーん、俺は載るより自分で記事を書きたいのだが・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/68/82f807b5c016bdf2aedafb65be1352da.jpg)
有馬ダムから見た名栗湖。向こうに見える山稜は有馬尾根か。
いずれにせよ晴れてよかった。
白谷橋の登山口にある、有馬の湧水は涸れていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/12/d0e8c9fd9c82b4e3ad7ac5612021c67a.jpg)
登山道を15分ほど登ったあたりで道を外れ、急斜面を無理やり下る。
道のないところを平気で下りる一行に対し、戸惑うN田嬢。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/9b/63b9a55f7614cc7840ddf79919984756.jpg)
水流に到着。N田嬢の記念すべき「沢の第一歩」である。
早速、遡行にかかる。しばらくは小滝ばかり。このあたり総称し飛龍ノ滝と
呼ぶとの情報も得ている。
フラットフッティングと3点支持を意識してもらいながらゆっくり進む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/4b/49f442ca474523416b74e9911765fb8a.jpg)
3段10m滝(三次ノ滝と呼ぶとの情報を得ている)は、個人的には非常に面白く
登らせてもらったが、メンバーにはちょっと困難。早々にザイルを出す。
N田嬢にとっては、ものすごい難所に見えたことだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/bc/2e4b65a8d836cc7b4f25480997c35d90.jpg)
写真は一番上の3段目だが、2段目がホールド、スタンスとも小さくて難儀する。
2段目の上部にハーケン、3段目の岩にリングボルトあり。役に立った。
トポには、この3段滝は巻くと記されていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/57/25dac78ea9a202dabb683ada2fa3d05f.jpg)
やがて登山道が沢伝いに絡んでくる。
藤懸ノ滝かな?
ここは時間も押していたので登山道を巻いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/61/ebbf5512f48e20f320a671534f39f3d9.jpg)
続く天狗滝は、倒木が滝の中に埋もれていたので登攀を諦める。
もっともここも、トポには登山道を巻け、とあったので、もともと
登るのは無理なのかもしれない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/6e/825779dfe4088554185a6b36b0e485a9.jpg)
両岸の岩が大きく立ちはだかり、見事なゴルジュが出てきた。
これは見事だ。
左にも右にも逃げられず、登山道でさえも、なかば沢の中を通らざるを得ない。
左岸のわずかな弱点を突き、登山道が付けられていた。
ちゃんと柵と鎖が付けられている。
棒ノ折山から下山してくる登山者の注目を集めながら、我々はゴルジュを
正面突破する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/50/28951182bc7f8ebacb2aa6523c4707cb.jpg)
小滝を登ったら、沢はやや右に進路を変え、回り込むと白孔雀ノ滝が
その姿を現した。女性陣だけの記念写真を撮る。この時、足が水中の
ヘドロ化した柔らかい泥にのめりこんだが、これが臭かった。
生き物の死体でも沈んでいたのかもしれない。
白孔雀ノ滝は、ちょっと見れば、右から取り付き、途中で滝芯の方に
行けば登れることが読み取れる。しかし、やや高度感があるのと、
ザイル確保した場合、登攀者が落ちた際に滝側の岩に向かって大きく振られる
可能性がある。さっきの3段滝で、N田嬢は3度ほど完全にザイル頼みに
なっていたので、ここは無理したくない。
そくで途中から右にトラバースして登山道に取り付くルートを選んだ。
これならノーザイルでOK。
難関を突破し、平流となったところで遡行終了とする。
棒ノ折山の山頂へは、まだ標高差が500m近くある。N田嬢は緊張も
あったのだろう、疲労の色が見え始めていた。まあ仕方ない(笑)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/16/480888586d584726f5090c8ae6bae93e.jpg)
登山道を引き返す中、先ほどのゴルジュを上から見る。う~ん、迫力。
来てよかった白谷沢。意外なご褒美だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/e8/66dba5354133708f3d11b8cb2afa0dcb.jpg)
無事に下山し、さわらびの湯で入浴。かなり混んでおり、リラックスする
間もなく、そそくさと上がったが、湯の質自体は悪くない。
風呂上がりのビールは最高だった。
N田嬢、お見事、デビューを飾れました。これからも、よろしく!
Mr.Dashも、リクエストを頂いたおかげで、初めて関東の沢を歩けました。
ともちゃん、Mーちゃん、サポートありがとう。
今回のコース選定にあたっては、転勤が決まった時に、送別記念にと
IM川さんがくれた「ウォーターウォーキング(白山書房)」を
熟読した。本格的な沢登りは敢えて載せず、沢と親しむ手ごろな
コースばかりで、こうした山行にはピッタリのガイド本だ。